NICHIYOHIN 暮らしを豊かにする道具。

ラウンジチェアやスツールなど。〈ミナ ペルホネン〉デザイナー・皆川 明さんの、日々の暮らしを支えるもの。後編May 13, 2026

皆川さんの毎日を支えるもの、それは仕事道具の文房具、身に着ける服や小物、そしてインテリアや家具まで含めた日用品だ。「毎日使うものだからこそ、使うときに喜びがあるものが理想。普遍的で優れたデザインは、自分の人生の後も残り続け、いつか世界のどこかの誰かに受け継がれてほしい」と考えている。思いを込めて作られたものが、愛着を持って丁寧に扱われれば、ものの寿命はずっと続いていく。皆川さんが使い続ける身のまわりのものからは、作り手として、使い手として、双方の立場からの愛情が感じられる。どのように選び、大切にしているのか、教えてもらいました。

『&Premium』と『Casa BRUTUS』の特別編集MOOK(2025年12月発売)ミナ ペルホネンと皆川 明 30周年版より、前編と後編に分けて紹介します。この記事は後編です。前編はこちらから。

ラウンジチェアやスツールなど。〈ミナ ペルホネン〉デザイナー・皆川 明さんの、日々の暮らしを支えるもの。後編
服とテキスタイルが並ぶプレスルームの一角にて。

ポール・ケアホルムのラウンジチェア

ラウンジチェアやスツールなど。〈ミナ ペルホネン〉デザイナー・皆川 明さんの、日々の暮らしを支えるもの。後編
ロッキングチェアのようなゆったりした籐の椅子は読書時に。「もともと大切にしていましたが、最近展覧会で具体的な図面などつくりのディテールに触れ、さらに愛着が増しました」

皆川 明×桜製作所のロータス スツール

ラウンジチェアやスツールなど。〈ミナ ペルホネン〉デザイナー・皆川 明さんの、日々の暮らしを支えるもの。後編
2014年、皆川さんがデザインし、桜製作所で作られたスツール。座面の中心が少しへこんでいる形状や、座面が椅子の脚から離れて浮いているように見えるデザインが特徴。

PPモブラー社のセラスツール

ラウンジチェアやスツールなど。〈ミナ ペルホネン〉デザイナー・皆川 明さんの、日々の暮らしを支えるもの。後編
ブラジルの木工作家リカルド・グラハム・フェレイラのデザインでPPモブラーが製作するセラスツール。「フォルムも美しく、カウンターで過ごすときにぴったりな椅子です」

グランプリチェアとセブンチェア

ラウンジチェアやスツールなど。〈ミナ ペルホネン〉デザイナー・皆川 明さんの、日々の暮らしを支えるもの。後編
アルネ・ヤコブセンのグランプリチェア(手前)とセブンチェアはダイニングテーブルに配置。「程よくしなる座面が疲れさせない設計。世界中で愛される納得のデザインです」

譲り受けたヴィンテージの椅子

ラウンジチェアやスツールなど。〈ミナ ペルホネン〉デザイナー・皆川 明さんの、日々の暮らしを支えるもの。後編
以前、南青山にあった〈イデー〉から譲ってもらったもの。「経年した黄色の風合いが気に入っています。ジャン・プルーヴェのデザインのようですが定かではありません」

ポール・ケアホルムの名作「PK33」

ラウンジチェアやスツールなど。〈ミナ ペルホネン〉デザイナー・皆川 明さんの、日々の暮らしを支えるもの。後編
ミニマルでありながら快適性も追求した名作スツール。「低い座面なので、道端の石に腰掛けるような気持ちにもなりますし、金属とヌメ革の質感の対比も気に入っています」

内田鋼一の小さなスツール

ラウンジチェアやスツールなど。〈ミナ ペルホネン〉デザイナー・皆川 明さんの、日々の暮らしを支えるもの。後編
スチール製(鉄錆仕上げ)の細い脚と、落ち着きのある柔らかな色みの座面が美しい、小さなスツール。「どんな空間に置いても馴染む、究極にシンプルなところが魅力です」

藤森照信による“Fuji Stool”

ラウンジチェアやスツールなど。〈ミナ ペルホネン〉デザイナー・皆川 明さんの、日々の暮らしを支えるもの。後編
建築家・藤森照信がオーストリアに設計した茅葺きの「鸛庵」に合わせて作ったこの椅子は、有機的で穏やかな佇まい。国産のクリとケヤキを用いて限定製作されたもの。

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