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思い出を着ている。編集後記「暮らしと装いの、スタイルサンプル」March 19, 2025

思い出を着ている。
この特集の取材があらかた終わったある日、自宅の狭いクローゼットをガサゴソしていました。「いま自分が持っている服で、最も付き合いが長いものなんだっけ?」と思ったためです。そしてそれは、スタイリストの原由美子さん、アーティストの浅野順子さん、デザイナーの大橋利枝子さんの3名に、これまでの人生でどんなものを身に着けてきたか、自身のスタイルをかたちづくったこれまでの経験や生き方などについて聞いた本誌p.46〜の企画「装いの履歴書」で、三者三様の装いや言葉に、感銘を受けたことがきっかけでもありました。
自分のこれまでを振り返ってみると、いわゆる“ファッション”に熱狂したことはない気がしますが、生来のミーハーな性格で、それこそ若い頃は友人と競い合うように流行りのブランドを追いかけたり、「あの子にかっこよく思われたいな」なんて思いから色々な服を着たりしてきたような気がします。そしてそれは、田舎で過ごした中高生時代に雑誌で紹介されていたあれやこれに憧れ、真似したことが原体験としてあることは間違いありません。
そんなことを考えながらクローゼットを漁って見つけたのは、中学生の頃に父にプレゼントしたけどなぜか今は僕のところに回ってきている〈J.Crew〉のチェックのマフラーや、大学時代に古着で手に入れた〈バーバリー〉のチェックシャツ、就職して上京後に『ジャンティーク』で購入した〈ポロ ラルフ ローレン〉のジーンズなど。さすがに出番は少ないけれど、たまに着るとなんかいいんですよね。思い出も一緒に身に着けているような気がして、「あぁ、自分にスタイルと呼べるものがあるならば、やっぱり原点はここかもなぁ」と思ったり。だから長く付き合えるのかも、とも思いました。
ベターライフを送る人たちの装いはきっと素敵だ。そんな思いからスタートした今回の特集。どんな服を着て、何を使って、日々を送っているかももちろん大切ですが、皆さんのもの選びの視点や、ともに過ごすアイテムとの物語にグッとくる一冊になりました。自身の暮らしと装いを振り返りながら、ぜひ手に取っていただけるとうれしいです。
(本誌編集部/利根正彦)


















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