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『ぼくは本屋のおやじさん』早川義夫(ちくま文庫)Book 16 / March 18, 2016

This Month Theme誠実な店づくりのヒントをもらえる本。

本屋のおやじさん &Premium

店は日常である。店に来る人にとっていかにそれが非日常なことであっても、店をやっている人にとっては、その場所・店にいる時間そのものが日常なのだ。店をやるということの真実は、そんな日常から垣間見る、地べたを這う時間からしか生まれない。この本には本屋の日常が淡々と描かれている。特別な事は何もない。日々人が行き交い、気に入ったものに対して見合ったお金を支払う、そんな普通の場所になりたい(これが一番むずかしいのだが)。この本を読むと、切にそう願ってしまう。


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古民家を改装し、1階が本屋とカフェ、2階ではギャラリーを運営する新しい形態の新刊書店。ハンドドリップで淹れられたコーヒーを飲みながらゆったりと読書を楽しむことができる。 東京都杉並区桃井1-5-2

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