BEAUTY 明日のキレイのために。

リピート率は90%以上。〈ドモホルンリンクル〉が50年以上も愛され続ける理由とは?March 25, 2026

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使用順に左から、潤いを与えて保持する保湿液 120㎖¥5,500、肌荒れを和らげる働きも持つ美活肌エキス[医薬部外品]30㎖ ¥11,000、コラーゲンの知見が詰まった、クリーム20[医薬部外品]30g ¥14,300、刺激や乾燥を寄せ付けない保護乳液 100㎖ ¥5,500。(再春館製薬所 0120‒444‒444)

漢方理念に基づき、「これさえあれば」を叶える基礎ケア。

 〈ドモホルンリンクル〉といえば、漢方の製薬会社である再春館製薬所が、「もともと生まれ持った自己回復力を生かす」という漢方ならではの考え方に基づいて、1974年に生み出したブランドだ。コラーゲンを配合した一本のクリームから始まり、さらにその効果を高めるため、化粧水などの製品も展開。人も自然の一部であるという「天人合一」の理念を軸に、安全性や環境にも徹底的に配慮しながら研究・開発を積み重ねてきた。
 原料選びにも一切妥協せず、SDGsという言葉が広まる以前から、アップサイクル素材を積極的に採用。本質を見据えたものづくりを続けてきた姿勢が、ブランドの根幹にある。50年以上の歴史で特に象徴的なのは、1992年よりラインをひとつのみで貫き通していること。あらゆる悩みにきちんと対応できるものとして、クリームを中心に8品をワンラインで揃えている。そして、長年の研究を経てたどり着いたのが、「肌本来の美しさは、善玉と悪玉のタンパク質のバランスによって引き出される」という肌悩みの根本にアプローチする考え。それに基づき、2010年には、野馬追(やばつい)植物から、2015年には幻の花といわれる不知火菊(しらぬいぎく)から抽出された成分を、製品に配合した。
 さらに、今年1月。「基本4点」(保湿液、美活肌エキス、クリーム20、保護乳液)が5年ぶりにリニューアルを遂げた。なかでも、シワ改善や美白に加え、炎症にも働きかけることができるようパワーアップしたのが「美活肌エキス」。ミトコンドリアの生成を促すタンパク質「TFAM」を増やす、飛騨山椒の種子から抽出した成分を採用。原料化には9年を要したという。基礎の4品は、成分を肌の奥へきちんと届けるための重要なステップ。中身の進化にとどまらず、テクスチャーや浸透技術もさらに強化され、肌に溶け込むような極上の心地よさを実現。併せて使うことで、最大限の効果を引き出せるよう、設計されている。
 また今回、石油由来成分を使用しないというスキンケアでは珍しい処方を実現したことも、特筆すべき点。使用感はもちろん、こうした全方位におけるこだわりが徹底的に反映されているからこそ、〈ドモホルンリンクル〉は50年以上も愛され続け、ユーザーの約半数が10年以上継続し、90%を超えるリピート率を誇っているのだろう。

文/久保直子
くぼ・なおこ/ウェルネス&ビューティジャーナリスト。植物療法(フィトテラピー)をツールに、ココロカラダハダケアについて独自発信。

photo : Shinsaku Kato
※この記事は、No.149 2026年5月号「&Beauty」に掲載されたものです。

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