ヴィクトワールの素敵な暮らし。LES AVENTURES DE VICTOIRE

部屋のオブジェは、”思い出”とともに。 〈ビュリー〉ブランドディレクター・ヴィクトワールの素敵な暮らし。vol.02 LES AVENTURES DE VICTOIREMay 20, 2022 / 〔PR〕

Victoire de Taillac
Victoire de Taillac

Victoire de Taillac ヴィクトワール・ドゥ・タイヤック

パリの総合美容専門店『オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー』のブランドディレクター。著書に世界の美容法を収めた『An Atlas of Natural Beauty』がある。本連載では、自身の暮らしのエッセンスを紹介。今回のテーマは"オブジェ"。

幸せを呼び込むとされる、北アフリカのお守り「ファティマの手」をコレクション。
幸せを呼び込むとされる、北アフリカのお守り「ファティマの手」をコレクション。

LIFE WITH LOVELY THINGS 日常を彩る、美しいオブジェたち。

 身近なオブジェは、私たちの好みや生き方を物語ります。飾り気のないデスクの鉛筆立てから、こだわりのデザイナーズチェアまで、それぞれが日常を彩ります。実家から受け継いだオブジェは、美しいものに囲まれて育った幸運を思い出させてくれます。あるいは、パートナーのラムダンや親しい友人からの贈り物は、彼らの心遣いや、私の好みを考えながら選んでくれたことを感じさせてくれる。もちろん自分へのご褒美に買ったものもあります。オブジェを買うときは長期間にわたる誓いのようなもの。このオブジェと私は長く、共に幸せでいられるかしら? 吟味して選ばれ、愛されているオブジェが醸し出す雰囲気は独特。
 住む人が、こだわりを持って選んだオブジェに囲まれている家も好きです。もちろん、厳選されたものたちがそれぞれの場所におさまり、完全に調和しているのが理想ですが、いたずら好きのオブジェは時に魔法を使ってみせるのです。たとえばソファの近くにあるはずのランプが、部屋にそぐわないからと、照明用に別の部屋へお引っ越ししてみたり。オブジェが部屋から部屋へ、家から家へ、時には遠く離れた場所へ移動するのが好きです。そうして、私がオブジェを再発見し、私と彼らの愛の物語は続いていくのだから。

右から、インド製のベル、パートナー・ラムダンがコレクションしている女性の石膏像。ティーポット型のライトは、ブルックリンで購入したもの。
右から、インド製のベル、パートナー・ラムダンがコレクションしている女性の石膏像。ティーポット型のライトは、ブルックリンで購入したもの。
右から、家族から受け継いだ18世紀の宝箱。ラムダンと一緒にローマで購入し、苦労してパリへ持ち帰ったランプ。ランプの手前にあるラオスの動物の置物たちは、母の親友からの贈りもの。
右から、家族から受け継いだ18世紀の宝箱。ラムダンと一緒にローマで購入し、苦労してパリへ持ち帰ったランプ。ランプの手前にあるラオスの動物の置物たちは、母の親友からの贈りもの。
20年前、はじめて共同オフィスを構えたときにラムダンが購入したヴィンテージのソファ。クッションはアメリカの友人からのプレゼント。
20年前、はじめて共同オフィスを構えたときにラムダンが購入したヴィンテージのソファ。クッションはアメリカの友人からのプレゼント。
VICTOIRE’S RECOMMENDATIONS
火を使わずに香りを楽しめるキャンドル。

ラムダン・トゥアミの最も新しい発明品、私の大好きな「ランタン・オドリフェラン」は、火を使わずにフレグランスキャンドルが楽しめる画期的なアイテムです。キャンドルは、香りを楽しみたい玄関やバスルームで使うのがお気に入り。香りは、その日その時の気分を大切にして選ぶようにしています。心も体も軽やかな気分になる5月は、清々しいジンジャー、カシス(クロスグリ)、ミントが混じり合う、「ブジー・パルフュメ」のアレクサンドリーの香りが心地よく感じられます。

●問合せ/オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー(ビュリージャパン) ☎︎0120−09−1803

photo : Mohamed Khalil

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Latest Issuepremium No. 126窓辺に、花と緑を。2024.04.19 — 930円