BOOK 本と言葉。

『建築を考える』ペーター・ツムトア 著 鈴木仁子 翻訳(みすず書房) 選・文/大喜書店Book 84 / September 22, 2017

This Month Themeつくりが美しい本。

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建築家の書く本は難しい。なので、専門家ではない人に勧めるとき「これいいですよ」なんて気安くは言えない。『建築を考える』は、詩人のような建築家が美しい言葉で建築を語る本である。人文科学専門のみすず書房が建築家の本を出すだけあって、文章が美しい。杉本博司の幻想的な建築写真とツムトアが語る彼の思考の世界は、おとぎ話みたいで建築をよく知らない人にも「これいいですよ」と勧めたい本。ちなみに装丁は、葛西薫氏。


建築家のための本屋さん 大喜書店

「建築家のための本屋さん」をテーマにした京都の書店。建築事務所の一角にある建築やアート、写真にまつわる本を販売している。 京都市下京区五条高倉角堺町21 JimukinoUedaBldg.302/TEL 075-353-7169

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