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Book 59 / March 10, 2017 『白の詩集』山元伸子・編(ヒロイヨミ社)

hiroiyomi

めぐり合えた言葉を大切に、丁寧に、紙の上にあらわして、誰かのもとへと優しく繋ぐリトルプレスをつくる「ヒロイヨミ社」。9種類の様々な質感の紙に、三好達治、恩地孝四郎、春山行夫、尾形亀之助、北園克衛、北原白秋、小熊秀雄、中原中也、大手拓次の書いた「白」という言葉が含まれる詩を編纂したもの。詩は活版で印刷されており、ページは綴じられず紙のままで挟んである。紙、印刷、製本のすべてにおいて、その言葉にふさわしい形が考え抜かれた1冊。「白」という色から連想される多彩な世界観が楽しめます。


Book 58 / March 03, 2017 『箱にしまうこと 箱をしまうこと』ホモ・サピエンスの道具研究会(self publishing)

hako

「生活と研究」の新しいあり方を探るなかで生まれた、3名の人類学者によるリサーチ・グループ「ホモ・サピエンスの道具研究会」による、「箱」をテーマにした作品。普段何気なく使っている「箱」について、その形状や定義、配置や使用をなぞるように記述した本が、箱に収められている。書かれていることは、私たちが「もう知っていること」なのだが、それを読むために箱をあけて、読み終えたら箱にしまう。本を読むことや、しまうことまでをも「体験」として感じさせてくれる、ユニークな「本」(もしくは「箱」)。


Book 57 / February 24, 2017 『2014 to 3719 -ceramic tile posterity-』guse ars(self publishing)

gusears

浜辺に漂着した陶片の柄を再構成することで生み出したパターンをもとに、展示や本の制作、デザインなどを手掛けるアートユニット「guse ars」の作品集。一つの陶器の欠片から取り出した文様からパターンを再構築し、タイルに転写、さらにそのタイルを割った欠片の文様をパターンにと、ぐるぐると同じことを繰り返し、はじめに拾った欠片の子孫と未来の模様が続いていくというプロジェクト。ひとつずつ異なった陶片と作品集がエアーパッキンの袋に同封されています。


Book 56 / February 17, 2017 『Winter』野口優子(MUNO)

noguchi

地元の大分を拠点に制作活動を続けていたところ、雑誌『Purple』の編集者エレン・フライスに見出され、WEBジャーナル『Les Chroniques Purple』に参加するなど、世界的にも注目を集め始めている写真家、野口優子による写真集。冬の暁の張りつめた冷たい空気を、陽のひかりがゆっくりとほぐしていく。その夜明けの合図とともに静かに鼓動しはじめる自然の営みを、優しい眼差しで写しとった作品群。クラフト・ケースに印刷された、冬枯れの山野に彩づく木の実も象徴的です。


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名古屋に店舗を構えるブックショップ&ギャラリー。“感じる、考える人のための本屋”をモットーに、
作り手の温度が伝わるような存在感のある本を新刊、古本問わずセレクト。国内外のインディペンデントな出版物も多数取り揃える。併設するギャラリースペースでは新進気鋭のアーティストを中心に、様々なジャンルの企画展示を開催。また店内にて、ライブやトークイベントなども不定期に開催する。
http://onreading.jp 名古屋市千種区東山通5-19 カメダビル2A