BOOK 本と言葉。

『味なメニュー』 平松洋子(幻冬社)Book 69 / May 26, 2017

This Month Theme食事が楽しくなる“おいしい本”。

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あくまで、メニュー。日本語でいうと品書き。平松さんはメニューは文学であると言う。文字で構成された物は全て文学たり得る。いや、たしかに、自分も品書きに書かれた文字を愛おしく丁寧に、時に興奮とともに読んでいるではないか。(その熱量は腹加減や店への期待値に若干左右されはするが。)平松さんはメニューの行間を読み取り、店の懐深くへと取材の手を伸ばす。メニューは文学である。迂闊だった、食事の楽しみは、もう既に始まっていたのだ。


Revolution Books レボリューションブックス

京都にある食の本専門書店。日本中の酒場を巡り、たくさんの酒場文化、ひいては食文化に触れてきたオーナーの店は、本とともに酒肴一式、シングルオリジンの珈琲を提供するユニークなスタイルだ。 京都市下京区西木屋町通船頭町235番地 集まりC号

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