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『観察する男 映画を一本撮るときに、監督が考えること』想田和弘(ミシマ社)Book 14 / March 04, 2016

This Month Theme映画の素晴らしさを教えてくれる本。

「観察する男」&Premium

想田和弘監督の最新映画『牡蠣工場』の制作過程を追った一冊。約二時間という枠の中で何を切り取り伝えるのか。普段何気なく通り過ぎる様な場所にもドラマがあり、そのどれもが細い根から大きな幹へと通じている。映画を通じて我々が無意識に通り過ぎる問題が浮かび上がる、ドキュメンタリーという虚偽が許されない分野の監督が語る事情と方法論です。映画の道を志す者のみならず、全てのクリエイターにお薦めしたい一冊。映画は2月20日より公開中。


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『本屋ですが、ベストセラーはおいてません。』を掲げ、大阪で3店舗を展開する〈スタンダードブックストア〉。自分たちの視点で本や雑貨をセレクト。購入前に珈琲を飲みながらゆっくり本が読めるカフェも併設。今回は心斎橋店の書籍担当・酒井 裕介さんによる選書。 大阪府大阪市中央区西心斎橋2-2-12

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