台北の朝ごはん
あっさりだけど、旨味たっぷりの雞肉飯 (テーローファン) 。【&Taipei 台北の朝ごはん 】April 08, 2024
『梁記嘉義雞肉飯 リャンチーチアイーチーロウファン』の 雞肉飯。
台湾を訪れたらぜひ食したい定番グルメのひとつ、雞肉飯。豚バラ肉を煮込む滷肉飯(テーローファン)ほどこってりせず、それでいて鶏肉の旨味がたっぷり感じられる。シンプルながら、癖になる味わいだ。雞肉飯の本場・嘉義ではターキーが使われるところ、台北にあるこちらの老舗では、山で放し飼いにされて育った肉質の良い鶏を使用。ほかほかご飯の上に鶏肉と半熟目玉焼きをのせ、かき混ぜていただこう。店内は常に清潔で、スタッフ数も多く、日本語メニューもあるので観光客には安心。ただランチタイムは非常に混み合うので、朝の時間帯は狙い目でもある。飛行機に乗って日本に帰る前、台湾の味を味わおうと、旅の最後に立ち寄ったり、お弁当をテイクアウトしたりする人も多いとか。
梁記嘉義雞肉飯 リャンチーチアイーチーロウファン
台北市中山區松江路90巷19號 ☎02−2563−4671 10:00〜14:30 16:30〜20:00 土日休 https://www.facebook.com/LiangsChickenRice
※この記事は、No. 125 2024年5月号「&Taipei」に掲載されたものです。
台北在住ライター 近藤 弥生子
台北在住の編集・ライター。カルチャー界隈からオードリー・タンまで、生活者目線で取材し続ける。著書に『オードリー・タンの思考 IQよりも大切なこと』(ブックマン社)、『オードリー・タン母の手記「成長戦争」自分、そして世界との和解』(KADOKAWA)がある。