小林エリカの文房具トラベラー

祝儀袋小林エリカの文房具トラベラーvol.26February 22, 2022

小林エリカ 文房具トラベラー

紅白まんじゅう、鯛のお頭、金箔を浮かべたお屠蘇。縁起が良さそうなものというのは、とにかく見ているだけでも心がうきうきする。そんな中でも私がもっとも愛おしく思うのは、なんといっても祝儀袋♡
勿論中身が最高なのは言わずもがなだけれど、私はプレゼントのリボンなんかも至極大切にとっておくたちなので、つまるところ、その包み紙機能とリボン装飾を兼ね備えた封筒! 更に中には金!という無敵の組み合わせこそが、祝儀袋というわけだ。
まあ気づけばもう私自身が祝儀袋を貰うこともなさそうで、今後はお年玉もあげる個数が増大する一途の予感であるが、なんともめでたいことだし、祝儀袋やぽち袋そのものが可愛いのだからいと喜ばしき哉。
ところで祝儀袋に結ばれている、あの芸術的なまでの完成度を誇る水引、ネットを検索すると結構もったいなくて捨てられない人が多数いるようである。箸置きや髪飾りへの転用にはじまり、独自に製作する水引アートから神社でのお炊きあげまで様々な提案がなされており、うん、なんだか、その気持ちすごくわかります。

左/〈CLASKA Gallery & Shop “DO”〉の田部井美奈さんデザイン。ぽち袋もあるよ。中/インドのペーパーメーカー、Chimanlals社製インドのご祝儀袋! 右/金沢の津田水引折型。『和樂』で取材に行ったという友人に教えてもらい一目惚れ。宛名書きサービスもあり〼。
左/〈CLASKA Gallery & Shop “DO”〉の田部井美奈さんデザイン。ぽち袋もあるよ。中/インドのペーパーメーカー、Chimanlals社製インドのご祝儀袋! 右/金沢の津田水引折型。『和樂』で取材に行ったという友人に教えてもらい一目惚れ。宛名書きサービスもあり〼。

edit : Kisae Nomura
※この記事は、No.27 2016年3月号「&STATIONERY」に掲載されたものです。


作家・マンガ家 小林 エリカ

シャーロック・ホームズ翻訳家の父と練馬区ヴィクトリア町育ちの四姉妹を描いた『最後の挨拶 His Last Bow』(講談社)発売中。2021年夏、はじめての絵本『わたしは しなない おんなのこ』(岩崎書店)が発売。

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