ヴィクトワールの素敵な暮らし。LES AVENTURES DE VICTOIRE
〈ビュリー〉の香りの新コレクションの着想源は? 〈ビュリー〉ブランドディレクター・ヴィクトワールの素敵な暮らし。vol.14 LES AVENTURES DE VICTOIREMay 25, 2023 /〔PR〕
Victoire de Taillac ヴィクトワール・ドゥ・タイヤック
パリの総合美容専門店『オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー』のブランドディレクター。本号から「菜園の香りのパレット」がコンセプトの新たな香りのコレクションにまつわるストーリーを紹介。アイテムは6月15日に全国店舗でローンチ予定。
AN EVOLVING PALATE 進化していく私の味覚。
果物と野菜を、プレートやカゴに美しく盛り付けたり、さまざまなハーブと合わせて新しいレシピを試したり。キッチンは思いがけない発見をするのに最適な場所です。香水作りにおける調香師の仕事も、意外な素材を組み合わせ、革新的な香りを生み出すこと。北ヨーロッパで特に人気のルバーブは母がとても好きで、私にとっては子ども時代を思い出す野菜です。春には出来たてのクランブルやジャムが食卓に並びました。ルバーブ特有の花のような酸味を砂糖が引きたたせ、フレッシュクリームを添えると和らぐのです。自分で作るようになってから、皮を剥くときに香りが広がることも知りました。今や我が家の菜園の常連です。
エレガントな茎葉を持つ紫色の根菜ビーツは、フランスの給食ではくたくたに茹でられ、味気ないサラダにされる、かわいそうな調理法の犠牲者でした。素材を生かし、生のビーツを使ったローズベーカリーのサラダを味わうまで、私もそのおいしさを知りませんでした。ホウレン草のように蒸し煮にした茎葉も美味ですし、オーブン焼きや、レモン果汁で和えた千切りサラダは我が家の定番。野菜や果物の新たな組み合わせを発見しながら、味覚が進化していくことに喜びを感じます。実験と好奇心は私の人生哲学で欠かせない要素です。
NEW FRAGRANCE COLLECTION
「ベトラーヴ・ディラク・エ・リュバーブ・デジプト」の香り。
OFFICINE UNIVERSELLE BULY(オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー)は、1803年パリ創業の総合美容専門店。水性香水や植物オイルを始めとする自然派化粧品の他、オーラルケア、ヘアケア、ルームフレグランス、美容アクセサリーなどが揃う。東京・代官山の本店を始め、国内に18店舗を展開。写真は、風情漂うスモーキーグリーンの家具が象徴的な銀座店。1950-60年代のフランスの田舎地方によく見られるグリーンハウスを再現しています。
〈レ・ジャルダン・フランセ・ドゥ・オ フィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー 〉
「もし野菜の香りが香水の世界で忘れられているのだとしたら?」アンティークショップに保管されていた19世紀スイスの園芸学校の種子が入った小箱との出会いから始まった香りのコレクション。奇跡ともいえる旬の収穫を迎えた庭のように、耕されたばかりの土の匂いを感じる素朴な野菜と香草、そして珍しい花々で彩られた芳しいブーケの香りが、五感と心を楽しませてくれます。
●問合せ/オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー(ビュリージャパン) ☎︎0120−09−1803
photo : Mohamed Khalil