Magazine

January 20, 2023 &Premium No. 111COZY ROOMS / 楽しく部屋を、整える。

COZY ROOMS / 楽しく部屋を、整える。
 購 入 

今月の特集
「楽しく部屋を、整える。」

そもそも「部屋を整える」とはどういうことでしょう。「整える」にはもともと「望ましい状態にする」という意味があるようで、「望ましい状態」は人それぞれ。整理整頓もそうですし、多くの好きなものに囲まれた状態や、また「うまくまとめる」という、どちらかというと「調える」と書くニュアンスも含まれています。いずれにせよ、自分にとって居心地のよい状態にまとめ上げることなのかと『&Premium』は思います。さて今号では、狭い部屋や古い家を整えてBetter Lifeを送る人たちを取材しました。「狭い」「古い」というマイナス要素を工夫して、そのアイデアを考え、まとめ上げていくプロセスは、クリエイティブで楽しいことに違いありません。「部屋を整える」ことの楽しさを、より感じることができる実例集をつくってみました。

 
COZY ROOMS / 楽しく部屋を、整える。

狭くても、自分らしい部屋。

自分たちらしく、豊かに、楽しく暮らすために、部屋が広いかどうかは大した問題ではない、ということを気持ちよく実現している人たちを訪ねました。建築面積5坪の住宅や20㎡に満たないワンルーム、9組のベターライフです。

フードスタイリストのいわさあやかさんが暮らすのは30㎡の1DK。ダイニングキッチンと、居間兼寝室の洋室の仕切りを取り払い、パリのアパルトモンのような空間に。
フードスタイリストのいわさあやかさんが暮らすのは30㎡の1DK。ダイニングキッチンと、居間兼寝室の洋室の仕切りを取り払い、パリのアパルトモンのような空間に。
築56年、43㎡、4口ガスコンロのワンルームに暮らす料理家のまきあやこさん。キッチンカウンターをテーブル代わりに、簡単なおつまみを作りながらの晩酌を楽しむ。
築56年、43㎡、4口ガスコンロのワンルームに暮らす料理家のまきあやこさん。キッチンカウンターをテーブル代わりに、簡単なおつまみを作りながらの晩酌を楽しむ。
洋服や靴は作り付けのクローゼットに収まる量にとどめて36㎡のワンルームに暮らす、スタイリストの細沼ちえさん。居住空間の重心を下げて窓からの美しい景色を確保。
洋服や靴は作り付けのクローゼットに収まる量にとどめて36㎡のワンルームに暮らす、スタイリストの細沼ちえさん。居住空間の重心を下げて窓からの美しい景色を確保。

古い家を、楽しむ工夫。

理想の住まいにするために大規模リノベーションをしたり、自らの手を動かしてコツコツ改装してみたり。古さを逆手に取って快適さを手に入れることは、案外難しくないのかも、と思わせてくれる築年数37〜90年超の9軒の実例集。

ブランドマーケティングディレクターの滝沢時雄さんの住まいは、戦後のモダン・デザイナーズマンションの先駆けとして知られる内田昭蔵設計のヴィンテージマンション。
ブランドマーケティングディレクターの滝沢時雄さんの住まいは、戦後のモダン・デザイナーズマンションの先駆けとして知られる内田昭蔵設計のヴィンテージマンション。
築51年の名建築をリノベーションするにあたっては、一般的なセオリーは気にしないと決めたという。2DKだった間取りを1LDKに、リビングの奥には書斎スペースも。
築51年の名建築をリノベーションするにあたっては、一般的なセオリーは気にしないと決めたという。2DKだった間取りを1LDKに、リビングの奥には書斎スペースも。
築92年の一戸建てを住み継ぐ、中古住宅プランナーの美作天地さんと編集者の翔子さんのご夫妻。もともと翔子さんの祖父母が暮らし長らく空き家だったものを改修。
築92年の一戸建てを住み継ぐ、中古住宅プランナーの美作天地さんと編集者の翔子さんのご夫妻。もともと翔子さんの祖父母が暮らし長らく空き家だったものを改修。
リノベーションを担当したのは、古民家改修を多く手がける設計士の宮田一彦さん。この家の魅力や個性、価値を考えながらのリノベーションは、まるで宝探しのよう。
リノベーションを担当したのは、古民家改修を多く手がける設計士の宮田一彦さん。この家の魅力や個性、価値を考えながらのリノベーションは、まるで宝探しのよう。

築43年の昭和の一軒家、和を残しつつ北欧テイストのDIY改装。

古い家を手に入れ自分たちの手で改装。フリーライターの桒原さやかさんとスウェーデン人の夫、オリバー・ルンドクイストさんが長女の春ちゃん、長男の明ちゃんと住む家で、“北欧のように”を叶えるコツを聞く。

桒原・ルンドクイスト一家が住む長野県松本市郊外の築43年の一軒家。薪ストーブの設置と窓ガラスの入れ替え以外のほとんどを、家族全員で改装。裏山には畑も作った。
桒原・ルンドクイスト一家が住む長野県松本市郊外の築43年の一軒家。薪ストーブの設置と窓ガラスの入れ替え以外のほとんどを、家族全員で改装。裏山には畑も作った。
改装の手本としたのは、結婚後に住んだ北極圏に位置するノルウェーのトロムソの街とそこに暮らす人々。トライ&エラー多めで家を自分たちに合う形に近づけていく。
改装の手本としたのは、結婚後に住んだ北極圏に位置するノルウェーのトロムソの街とそこに暮らす人々。トライ&エラー多めで家を自分たちに合う形に近づけていく。
最初にリフォームを始めたキッチンのイメージは、スウェーデンに住むルンドクイストさんの叔母の家。白を基調にウッディベージュを加え、きれい色をトッピング。
最初にリフォームを始めたキッチンのイメージは、スウェーデンに住むルンドクイストさんの叔母の家。白を基調にウッディベージュを加え、きれい色をトッピング。
 

他にも、『ル・ベスべ』の松岡龍守さんが選ぶ今月の花から始まる「&days」や、建築家の室伏次郎の設計により1982年に建てられた住宅「鷺宮の家」を舞台にしたファッションページ「&style」など、盛りだくさんの内容で「楽しく部屋を、整える。」をお届けします。

<雑誌のご購入はこちらから>

&Premiumのムックと書籍

『&Premium』特別編集
『&Coffeebreak / 喫茶店のこと、そしてコーヒーの話。』好評発売中。

ひとりでホッとひと息つくために、甘いものやお目当ての名物メニューを食べるために……。心地いい空間でゆっくりと時間を過ごす贅沢を感じられるのは、喫茶店ならではかもしれません。また、喫茶店だけでなく、カフェや自宅で飲むコーヒーは、気持ちを切り替えてくれるだけでなく、リラックスさせてくれるもの。&Premiumがこれまでに取材した、コーヒーブレイクを楽しむ人々や、空間や音楽、グラフィックにこだわる店、新世代ロースタリーなどを1冊にまとめました。Better Lifeには、コーヒーブレイクが必要です。

『&Coffeebreak / 喫茶店のこと、そしてコーヒーの話。』

詳しくはこちら

『&Premium』特別編集
『&Utsuwa / 器の基本と、楽しみ方。』
好評発売中。

とても身近にある実用品でありながら、美的価値もしっかり備えている器。ふだんの暮らしの中で、これほどまでに「美」について考えさせてくれるものはきっと、そう多くはないと思います。家で過ごす時間が増えてきた今こそ、生活の中で器に触れ、その美しさを味わうことが、Better Lifeに繋がるのではないでしょうか。&Premiumがこれまでに取材した器の基本から、扱い方、作家のこと、楽しみ方までを、一冊にまとめてお届けします。

 

『&Utsuwa / 器の基本と、楽しみ方。』

詳しくはこちら

Latest Issue楽しく部屋を、整える。2023.01.20 — 920円