MUSIC 心地よい音楽を。
ミュージシャン Ovallさんが選ぶ土曜の朝と日曜の夜の音楽。vol.2October 11, 2024
October.11 – October.17, 2024
Saturday Morning

日本人のお母さんを持つNY発のアーティストで、日本語と英語を交えた独特な詞世界を聴かせてくれます。柔らかく透き通った歌声で、シンガーソングライター的な素朴さとジャズやボサノヴァの高度なコードワークやフレージングが混ざり合ってほかには無い不思議な魅力を感じさせてくれます(何とバークリー音大出身)。代表曲として「Kabutomushi」をあげましたが、他にも「Inaka」という曲は群馬に住んでいる自分にとってとてもシンパシーを感じたところもあり、そちらもおすすめです。前回のRat boysとは対照的にまさにスローな朝にピッタリですね。(mabanua)
EP「Kabutomushi」収録。
EP「Kabutomushi」収録。
Sunday Night

オランダの3ピースインストバンド。インストバンドですが豊富なゲストボーカリストを迎えており、その中でもこの曲は特に好きな曲です。
オランダは僕の好きなBenny Singsや、うち(Ovall)の関口とも共演歴のあるWouter Hamelなど良質な音楽シーンがある場所と思っていて、今回もそれを再認識させてくれるきっかけになりました。タイトルは「Cold Nights」ですが、まさに秋の夜、少し空気が澄んで気温が落ちてきたときに合うのではないでしょうか。
3ピースというところもOvallと何か共通点を感じずにはいられない、これからも注目していきたいバンドです。(mabanua)
アルバム『Channel Island』収録。
オランダは僕の好きなBenny Singsや、うち(Ovall)の関口とも共演歴のあるWouter Hamelなど良質な音楽シーンがある場所と思っていて、今回もそれを再認識させてくれるきっかけになりました。タイトルは「Cold Nights」ですが、まさに秋の夜、少し空気が澄んで気温が落ちてきたときに合うのではないでしょうか。
3ピースというところもOvallと何か共通点を感じずにはいられない、これからも注目していきたいバンドです。(mabanua)
アルバム『Channel Island』収録。
ミュージシャン Ovall (オーバル)

Shingo Suzuki、mabanua、関口シンゴによるトリオバンド。メンバー全員がソロアーティスト/ミュージシャン/プロデューサーとしても活動するマルチプレイヤー集団。2006年から現メンバーでの活動を本格化、現在に至るまでジャンルよりもミュージシャンシップを軸に置く姿勢を貫く。ジャズ、ソウル、ヒップホップ、ロックを同列に並べ、生演奏もサンプリングもシームレスに往復し、楕円(オーバル)のグルーヴの中に音を投げ込む。その斬新なスタイルと唯一無二のサウンドは徐々に時代を吸い寄せ、国内外の映像作家、映画監督、そして様々なアーティストからプロデュースやコラボレーションの依頼が殺到。それぞれがソロ活動を活発化させるが、個々が多忙を極めたことが諸刃の剣となり2013年にバンド活動を休止、それぞれの表現を追い求め始める。しかし「この3人ならではのアンサンブルが聴きたい」という要望が絶えず、メンバーもその思いに応える形で、4年の歳月を経て2017年に再始動。直後よりFUJI ROCK FESTIVALなど国内の大型フェスに出演、そして世界中のアーティストとのコラボレーションや海外でのライブツアーも行う。ソロ活動で培ったスキルやノウハウをお互いに持ち寄り、今日もバンドは楕円を描きながら転がり続ける。