MUSIC 心地よい音楽を。
土曜の朝と日曜の夜の音楽。 今月の選曲家/野宮 真貴 vol.1April 02, 2021
April.01 – April.08, 2021
Saturday Morning

久しぶりに70年代に流行ったブーツカットのデニムがリバイバルする兆しがあるとか。ファッションには世相が反映されるというけれど、大きな変化を迎えている2021年の今と、混沌としていた70年代という時代がリンクするのかも知れない。そういえば、最近また当時のフォークソングを聴きたくなっている自分もいるし。
私のお気に入りのフォークソングはガロのこの1曲。美しいメロディにのせたシンプルな歌詞が心を少し軽くしてくれる。ブーツカット・デニムを三人三様おしゃれに着こなしていたガロのメンバー達を思い出しながら曲を聴いている。当時は「ベルボトムのGパン」と呼んでいたけどね。
アルバム『GARO』収録。
私のお気に入りのフォークソングはガロのこの1曲。美しいメロディにのせたシンプルな歌詞が心を少し軽くしてくれる。ブーツカット・デニムを三人三様おしゃれに着こなしていたガロのメンバー達を思い出しながら曲を聴いている。当時は「ベルボトムのGパン」と呼んでいたけどね。
アルバム『GARO』収録。
Sunday Night

4月になって、桜が咲いてすっかり春だわと浮かれていると、“花冷え”と言って急に寒くなることがあるので油断は禁物。それが日曜の夜だったりしたら、おとなしく部屋でカシミアの毛布にくるまってワイン片手にレコードに針を落として過ごすのもいい。
「私たちはもうすべてを持っているのだから、何かを欲しがる必要なんてない。大切なのは愛し合う心を持つこと」。
渋谷系大ルーツの最強コンビ、バート・バカラック&ハル・デイヴィッドのこの曲こそ、今本当に必要な一曲。“愛”はカシミアの毛布より温かいから。
ちなみに、私も小西康陽さんの素敵な日本語詞でカヴァーしています。
アルバム『What The World Needs Now Is Love』収録。
「私たちはもうすべてを持っているのだから、何かを欲しがる必要なんてない。大切なのは愛し合う心を持つこと」。
渋谷系大ルーツの最強コンビ、バート・バカラック&ハル・デイヴィッドのこの曲こそ、今本当に必要な一曲。“愛”はカシミアの毛布より温かいから。
ちなみに、私も小西康陽さんの素敵な日本語詞でカヴァーしています。
アルバム『What The World Needs Now Is Love』収録。
ミュージシャン/エッセイスト 野宮 真貴

ピチカート・ファイヴ3代目ヴォーカリストとして、90年代に一世を風靡した「渋谷系」ムーブメントを国内外で巻き起こし、音楽・ファッションアイコンとなる。現在は“渋谷系とそのルーツの名曲を歌い継ぐ”音楽プロジェクト「野宮真貴、渋谷系を歌う。」を行うなど、ソロアーティストとして活動。2020年は還暦イヤーを迎え、音楽、ファッションやヘルス&ビューティーのプロデュース、エッセイストなど多方面で活躍している。
ベストセラー・エッセイ『赤い口紅があればいい』『おしゃれはほどほどでいい』(幻冬舎)
ソロベストアルバム『野宮真貴 渋谷系ソングブック』、ピチカート・ファイヴベストアルバム『The Band Of 20th Century: Nippon Columbia Years 1991-2001』が好評発売中。2020年秋に還暦にして初となるモバイルファンクラブ「おしゃれ御殿」をオープンした。
「おしゃれ御殿」
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PIZZICATO FIVEアルバム
野宮真貴エッセイ