MUSIC 心地よい音楽を。
YOGEE NEW WAVESボーカル・ギター 角舘健悟さんが選ぶ土曜の朝と日曜の夜の音楽。vol.1August 01, 2025
August.1 – August.7, 2025
Saturday Morning

最近毎日が慌ただしく、朝7時に起きて家族と過ごして子供を保育園に連れていってみたいな生活を送っています。この「Muito A Vontade」は、すべらかに1日を始めさせてくれます。ピアノのコードに合わせたハイハットのライトなアプローチが、体を軽くしてくれます。さぁやるぞ! みたいな感じよりも、こういう朝がいつまでもあればいいなという、一種、人生を抱擁する瞬間を感じます。気づいたらキッチンに立って、目玉焼きを焼いています。みそ汁ももちろんあります。
『Muito A Vontade』収録。
『Muito A Vontade』収録。
Sunday Night

賑やかな日中を過ぎて、1日が終わりかけてぽつんと1人になる時。作業机に座りスピーカーから案外たのしい音楽を聴いています。1日を振り返るような、まだ終わってほしくないような、そういう思いを感じながら、窓から見える、生活の明かりを眺めます。一曲目が過ぎたら、詩を書いたり音楽を作ったりします。細かいビートやアコースティックギターの隙間から風の吹くようなこの曲を聴いてると、いつまでも夜が続くような気がします。
シングル「Tagesanbruch」収録。
シングル「Tagesanbruch」収録。
YOGEE NEW WAVESボーカル・ギター 角舘 健悟

1991年生まれ、東京都出身。2013年にバンド、Yogee New Wavesを結成、ボーカル・ギターを担当。『CLIMAX NIGHT e.p.』でデビュー。2021年、4thアルバム『WINDORGAN』をリリース。全国各地の野外フェスの出演やアジアを中心に海外公演を重ねる。バンド活動の傍ら、テレビ番組・CMのナレーションなど、活動の場を広げている。
2022年にソロツアー“SEVEN TALKS TOUR”を開催。2023年には、上白石萌音にシングル「ひかりのあと」の楽曲提供を行う。2025年には、松田聖子「瞳はダイヤモンド」をカバー。全国各地の野外フェスの出演やアジアを中心に海外公演も重ねている。