Music

土曜の朝と日曜の夜の音楽。 今月の選曲家/挾間美帆 vol.1April 03, 2020

April.03 – April.09, 2020

Saturday Morning

Title.
Stitched Up
Artist.
Herbie Hancock Feat. John Mayer
ヌルッとしたテンポ、ジョン・メイヤーの声、ハービー・ハンコックの絶妙なピアノの合いの手、一切の無駄のなさ。これでアルバム一曲目。全てが完璧な“のんびり休日”への序奏。
アルバム『Possibilities』収録。

Sunday Night

Title.
Where Do We Go From Here?
Artist.
小曽根真
タイトル通り、ここから私たちは一体どうなってしまうのか、不安な昨今。この演奏は、混乱すらつまみ上げ素直になれる自分へ落とし戻してくれるような感覚を持つ、まさに名演。音に身を任せ、ストンと肩の力を抜いて。
アルバム『Treasure』収録。



&Music / 土曜の朝と日曜の夜の音楽 Ⅱ

&Music / 土曜の朝と日曜の夜の音楽 Ⅱ

音楽好きの“選曲家”たちが月替わりで登場し、土曜の朝と日曜の夜に聴きたい曲を毎週それぞれ1曲ずつセレクトする人気連載をまとめた「&Music」シリーズの第2弾。 23人の選曲家が選んだ、週末を心地よく過ごすための音楽、全200曲。 本書のためだけにまとめた、収録作品のディスクガイド付き。

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ジャズ作曲家 挾間 美帆

国立音楽大学 (クラシック作曲専攻) 在学中より作編曲活動を行ない山下洋輔、モルゴーア・クァルテット、東京フィルハーモニー 交響楽団などに作曲作品を提供。マンハッタン音楽院大学院 (ジャズ作曲専攻) への留学を経て、2012年にアルバム『ジャーニー・トゥ・ジャーニー』で世界デビュー。また、坂本龍一、鷺巣詩郎、グラミー賞受賞音楽家であるヴィンス・メンドーサ、メトロポール・オーケストラ、NHK「歌謡チャリティコンサート」など多岐にわたり編曲作品を提供する。2018年11月(海外は2019年2月)に3枚目のオリジナル・アルバム『ダンサー・イン・ノーホエア』を発表。2019年11月、米国の第62回グラミー賞の「最優秀ラージ・ジャズ・アンサンブル・ アルバム部門 (Best Large Jazz Ensemble Album)」の候補に選出された。Photo: Hiroyuki Seo

jamrice.co.jp/miho

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