Book

『MINE-HAHA』フランク・ヴェデキント著 市川実和子翻訳(リトルモア)Book 65 / April 28, 2017

This Month Theme一日の始まりに読みたい本。

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ドイツの劇作家フランク・ヴェデキントの小説を市川実和子さんが翻訳。“ミネハハ=笑う水”というタイトルを持つ、謎に包まれた不思議な物語。閉ざされた庭園で暮らす少女たちは一体どこから来てどこへ行くのだろう。木漏れ日や、光が透けた葉の色、空気や静寂、そして少女たちの息づかいまでも、まるで自分がそこに身を置いているかのような瑞々しい感覚で表現される。白昼夢を見ているような感覚になるけれど、瞼の奥には確かな生命を感じる。まぶしい光で目覚めた朝に読みたい本。


Nagasaki Jiro Bookstore 長崎次郎書店

明治7年に創業した長崎次郎書店は、長崎書店(熊本市中央区上通)の兄弟店。保岡勝也が設計した登録有形文化財である建築で、森鷗外をはじめとする文豪ゆかりの書店として親しまれている。長い歴史と貴重な建物を持つ書店は、創業140年目の節目に再開店。地域の人に愛され、人が集まる場所となっている。 熊本県熊本市中央区新町4丁目1−19

nagasaki-jiro.jp

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