日本の美しい町を旅する。
京丹後の自然の恵みを持ち帰る、お土産探し。 : &Kyoto Special 古都から北へ、京丹後を巡る小さな旅。vol.3August 13, 2023
数多くの神話が受け継がれ、豊かな自然に育まれてきた丹後半島は「海の京都」として知られる地。
京都府最北端に位置する京丹後を車で巡る、さんぽ部スペシャル版。絶景と地の恵みを満喫したい。
この記事は京丹後の旅を紹介するvol.3です。
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旅の目的にしたくなる、みやげ探しもまた魅力。
旅に欠かせないのが地元ならではの味。「おのじん」の名で知られる『小野甚味噌醤油醸造』は大正元(1912)年創業の醸造蔵。伝統製法で造る醤油のほか、契約農家の丹後産コシヒカリを使った米糀を造り、味噌やオリジナル調味料までを揃える。本店に足を運んだ人だけの特権は気になるものの味見ができること。「海辺の町で愛されてきたのでどちらかといえば少し甘めの味わいが特徴。好みのものを選んでほしくて」と小野恵理子さんの言葉が嬉しい。
小野甚味噌醤油醸造
Onojin Miso Shoyu Jozo
京丹後市峰山町杉谷300 ☎077-262-0467 9:00~18:00 日休 醤油と味噌はどれもコクのある味わい。
地元ならではの野菜を手に入れるなら『産直市場 火・水・風』。農業や漁業の生産者などが出品する直売所だけに、品揃え豊富で旬そのもの。
産直市場 火・水・風
Sanchoku Ichiba Himika
京丹後市久美浜町永留3441 ☎090-8881-8672 8:30~18:00 無休 惣菜などの販売も。
丹後町の立岩(たていわ)を見たあとに手に入れたいのは、『へしこ工房ヒサミ』オリジナルの浅漬けへしこ。
へしこ工房ヒサミ
Heshiko Kobo HISAMI
京丹後市丹後町間人1820 ☎077-275-8080 9:00~17:00 水休ほか木不定休
最後の最後、高速に乗る前に欠かせないのがスーパーマーケット『ヤマショー 大宮 いととめイート店』だ。鮮魚から野菜、日本酒に調味料と、地元ならではの食材がずらりと
揃い、立ち寄らずには帰れない存在。
景色も食も。自然の恵みに浸る、知らなかった京都が待っている。
ヤマショー 大宮 いととめイート店
Heshiko Kobo HISAMI
京丹後市大宮町周枳1670 ☎077-264-5295 10:00~20:00 無休 山小屋風の外観が印象的。
今回訪れたのは、日本海に面した京丹後。新たな京都を知るための小さな旅。
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6つの町が2004年に合併して誕生した京丹後市。京都市内からは京都縦貫自動車道~山陰近畿自動車道を利用し、沓掛ICから京丹後大宮ICまでの所要時間は約1時間30分。立岩や久美浜エリアまでは、それぞれ約30分ほど。峰山や網野、久美浜へは京都丹後鉄道宮豊線を利用することも可能。本数は少ないので注意を。
文・写真/大和まこ
「京都さんぽ部」部長。京都に暮らして25年、現在は下京区在住。雑誌を中心にライター、コーディネーターとして活動。
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illustration : Junichi Koka edit & text : Mako Yamato cooperation : 公益社団法人京都府観光連盟