台北の朝ごはん

麺が選べる、ジューシーな鴨肉がのった「鴨肉麺 (ヤーロウミエン) 」。【&Taipei 台北の朝ごはん 】December 05, 2022

『336 鴨肉麵(336 ヤーロウミエン)』の
「鴨肉麺(ヤーロウミエン)」。

鴨肉麺65元。ゆで野菜などのサイドメニューとともにいただこう。
鴨肉麺65元。ゆで野菜などのサイドメニューとともにいただこう。

「トントントントン」と、燻製した鴨肉を骨ごと断ち切る包丁の小気味いい音が響く店内。聞いているだけでお腹がすいてくる。看板メニューの鴨肉麺は、麺の種類を「油麵(ヨウミエン)」(中華麺)、「米粉(ミーフェン)」(ビーフン)、「冬粉(ドンフェン)」(春雨)、「粿條(グウォティアオ)」(米粉で作ったモチモチの太麺)から選ぶことができ、特に指定しなければ、写真の黄色い中華麺が出てくるが、それぞれスープの絡み具合、舌触りや食感、喉ごしなどが異なるので、お好みで試してほしい。歯ごたえ抜群の鴨から脂が溶け出すスープは、あっさりめの味付けながらも、寒い季節の胃袋にしみる。辛いものが苦手でなければ、途中で唐辛子だれを加えて味の変化を楽しもう。食べ終わる頃には体がポカポカになっているはずだ。

336 鴨肉麵 336 ヤーロウミエン

台北市中山區長安東路二段33號 ☎非公開 10:30~19:00 土日休 オフィス街で昼時は混み合うため、開店と同時に訪れるのがおすすめ。

※この記事は、No. 109 2023年1月号「&Taipei」に掲載されたものです。


台北在住ライター 近藤 弥生子

台北在住の編集・ライター。カルチャー界隈からオードリー・タンまで、生活者目線で取材し続ける。著書に『オードリー・タンの思考 IQよりも大切なこと』(ブックマン社)、『オードリー・タン母の手記「成長戦争」自分、そして世界との和解』(KADOKAWA)がある。

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