台北の朝ごはん
朝食やおやつに大活躍。みんな大好き「水煎包 (スェイチエンパオ) 」。【&Taipei 台北の朝ごはん 】November 07, 2022
『小玉水煎包(シャオユィスェイチエンパオ)』の
「水煎包 (スェイチエンパオ) 」。
小ぶりの肉まんを鉄板の上で蒸し焼きにした「水煎包」は、朝ごはんやおやつに欠かせない「小吃(シャオツー/軽食)」の一つ。テイクアウトしてビニール袋に入れたまま頬張る台湾人の姿をオフィスや公園でよく見かける。食いしん坊の友人にすすめられたのが、台湾人に嫁いだベトナム人女性が切り盛りするこちらの一軒。朝5時頃の開店に合わせて3時に起床し、4時から仕込みを始めるという彼女は、皮や餡など、その日に使う分だけを手作りするという働き者。餡は豚モモ肉のうち、脂身の少ない部位を仕入れ、自家製だれに一日漬け込んでから包む。冷めてからでもしっとりしていてほのかに甘く、自家製豆漿(トウチアン/豆乳)や店主こだわりの甘さ控えめベトナムコーヒーによく合う。
小玉水煎包 シャオユィスェイチエンパオ
台北市大同區民族西路70號 ☎02‒2595‒0195 5:15~17:30 日休
HP: 小玉水煎包
※この記事は、No. 108 2022年12月号「&Taipei」に掲載されたものです。
台北在住ライター 近藤 弥生子
台北在住の編集・ライター。カルチャー界隈からオードリー・タンまで、生活者目線で取材し続ける。著書に『オードリー・タンの思考 IQよりも大切なこと』(ブックマン社)、『オードリー・タン母の手記「成長戦争」自分、そして世界との和解』(KADOKAWA)がある。