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私とクルマ。 手がかかるほどに可愛い愛車。FUMIKO KAWAZOE × FIAT MULTIPLA『&Premium』No.34 2016年10月号「&CAR LIFE」より / January 06, 2020

FUMIKO KAWAZOE × FIAT MULTIPLA
FUMIKO KAWAZOE × FIAT MULTIPLA

手がかかるほどに可愛い愛車。

「8年ほど前に街で見かけて以来、この”ウナギイヌ”のような見た目に惹かれて、『いつか乗りたい』と思い続けていたところ、ふと目にした中古車情報の中に見つけて、即決して購入。その見た目はもちろん、一番気に入っているのはフロントシートに3人座れるところ。あえて3人で詰めて乗って、友達と話したり歌ったりしながらのドライブは最高に幸せですね。ほぼ毎日、仕事でもプライベートでも乗らない日はないぐらいなのですが、リアシートをすべて取り外すことができるので、撮影の機材を載せるのにとても便利。最近、名古屋から東京に引っ越したのですが、いまもこのクルマで荷物を積んで行き来しています。何せ変な顔のクルマなので、信号待ちのときに笑われたりすることもあるけれど、それをきっかけに生まれるコミュニケーションも好きですね。これまで1970年式のビートルやトヨタ・カローラなど、手がかかるクルマにも安心感のある日本車にも乗ってきましたが、やっぱりすぐに機嫌を損ねてしまうところも、めんどくさい彼女みたいで可愛いなと思います」

川添文子

かわぞえ・ふみこ/1984年生まれの写真家。出版社スタジオ勤務を経て独立。現在は地元名古屋と東京を行き来しながら活動中。

フィアット ムルティプラ

1956〜’66年まで製造された初代と、’98〜2010年の2代目とで大きく形を変えながら親しまれたイタリア・フィアット社の乗用車。

photo : Tetsuya Ito
※この記事は、『&Premium』No.34 2016年10月号「&CAR LIFE」に掲載されたものです。

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