BOOK 本と言葉。
矢野直子さんが選ぶ、住まいづくりや考え方を養った12冊の本。July 28, 2023
住まいを考えると暮らし方も見えてくる。住まいのプロである矢野直子さんが、自邸を紹介しながら、影響を受けた本などについて教えてくれた。矢野さんの心地よい住まいと、これからの家づくりや住まい方の参考になる大切な本の話はこちらから。
ここでは、矢野さんが選ぶ住まいづくりや考え方を養った12冊の本を、矢野さんのコメントと合わせて紹介します。
1冊目:有機的な住まいや環境づくりのきっかけに。
2冊目:句から家の中にある日常の風景が感じ取れる。
3冊目:陰翳礼讃につながる思索で公的施設を作る。
4冊目:納まりなど住まいのディテールを自ら解説。
5冊目:社会問題を見通していたデザイン思想の本。
6冊目:環境問題の視点から経済や政治を俯瞰する。
7冊目:会期中の出来事を追ったドキュメンタリー本。
8冊目:住まいとその周りとともに考える庭づくり。
9冊目:目で見て手でめくって得るデザインのヒント。
10冊目:仕事とともに言葉にも注目した作品集。
11冊目:巨匠の仕事を間近で見た建築家のアアルト論。
12冊目:日本の色と風土を考察した伝統文化論集。
photo : Masanori Kaneshita text : Akane Watanuki edit : Wakako Miyake
積水ハウス 業務役員 デザイン設計部長 矢野直子
東京都生まれ。多摩美術大学卒業後、1993年、良品計画入社。2003年にプロダクトデザイナーの夫・賢さんの赴任でスウェーデンへ。同時に業務委託でMUJI Europe Holdingsに従事。帰国後、三越伊勢丹研究所(旧伊勢丹研究所)に入社、’13年から再び良品計画へ。生活雑貨部企画デザイン室長を経て’20年に積水ハウス入社。現職に。