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November 18, 2022 &Premium No. 109PRACTICAL KITCHENS / 台所、使い勝手と、心地よさ。

今月の特集
「台所、使い勝手と、心地よさ。」
昭和のころは台所を「お勝手」とよく呼んでいました。自分にとって「勝手」のいい場所だったり、「勝手」気ままに過ごせる場所だったり、ということでしょうか。そこのところは、令和の今も変わりません。変わったのは、裏手にある存在だった台所が、家の中心になりつつあること。料理をすることも、しながらのコミュニケーションも、暮らしの中の楽しみとしての重要度が増し、台所での時間を大切にする人たちが、ぐんと増えたのだと思います。今号の『&Premium』は、使い勝手はもちろん、寛げる空間としての心地よさも大事にするBetter Lifeを送る人たちの台所におじゃましました。

心地のいい台所、おじゃまします。
料理道具や調味料があふれ、水場や火元があり、泥付き野菜や生ものの処理をするなど、とかく散らかり、汚れるのが当たり前な台所。そんな “作業場”ともいえる空間を、様々な工夫やアイデアで使い勝手よく、居心地のいい場所にしている18組の台所におじゃましてきました。
使いやすく、片付けやすい、心地いい台所の仕組み。
科学的かつ論理的思考で料理する料理家・樋口直哉さんと、ズボラでも掃除をラクに楽しむ術を体得した整理収納コンサルタント・本多さおりさん。それぞれのセオリーに基づいて整頓されたふたりの台所から、使い勝手をよくする仕組みを学びました。
他にも、デザインの美しさで選んだキッチンツールを紹介する「&style」や、エアフライオーブントースターと小型冷蔵庫の実力を試した「&TRIED IT」といった読み応えたっぷりの定例ページなど、盛りだくさんの内容で「台所、使い勝手と、心地よさ」をお届けします。
『&Premium』特別編集
『&Utsuwa / 器の基本と、楽しみ方。』
好評発売中。
とても身近にある実用品でありながら、美的価値もしっかり備えている器。ふだんの暮らしの中で、これほどまでに「美」について考えさせてくれるものはきっと、そう多くはないと思います。家で過ごす時間が増えてきた今こそ、生活の中で器に触れ、その美しさを味わうことが、Better Lifeに繋がるのではないでしょうか。&Premiumがこれまでに取材した器の基本から、扱い方、作家のこと、楽しみ方までを、一冊にまとめてお届けします。

『&Premium』特別編集
『&Cooking / 真似をしたくなる、78人の手料理。』
好評発売中。
素材や調理法にこだわったプロの料理を店でいただくのは、価値のある体験のひとつですが、家で食べるごはんには、それとは比較できない幸福感があります。今回、これまでに取材した総勢78人、全140品の手料理を一冊にまとめました。どれも手軽な材料で、思い立ったらすぐ作れるメニューばかり。挑戦した一皿が美味しくできたときのちょっとした達成感は、小さくても確かなBetter Lifeに繋がります。
