BOOK 本と言葉。
『宵山万華鏡』森見 登美彦 著(集英社文庫) 選・文/京都天狼院Book 122 / July 06, 2018
This Month Theme京都を歩くのが楽しくなる本。
ふと、何か不思議な空気を感じるというのも京都の魅力の一つ。人の熱気なのか、街の様子なのか、お祭りの時はそれがより一層強くなる気がします。日本三大祭りの一つ祇園祭はかの有名な八坂神社の1カ月に及ぶお祭り。 なかでも宵山と呼ばれる1日は一番の盛り上がりをみせます。 そんな特別な日を舞台に次々と繰り広げられる不思議な物語。 登場する地名や通りを楽しみつつ、京都の持つ雰囲気と相まって「もしかしたら本当にこんな不思議なことが起こってしまうかも」と感じさせるそんな空気のある一冊です。
Tenro-in 京都天狼院
京都、福岡、南池袋、池袋駅前、2018年4月には「Esola池袋」と全国に5店舗を構える新刊書店。「READING LIFE」をテーマに掲げ、本を読むだけではなく、その内容を「体験」を通してさらに楽しもうと、連日様々なイベントを開催している。
京都府京都市東山区博多町112-5