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Tenro-in 京都天狼院


Book 123 / July 13, 2018 『ひつじの京都銭湯図鑑』大武千明 著(創元社) 選・文/京都天狼院

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暖簾に大きく「ゆ」の文字。昔ながらの銭湯が京都の街には多くあります。お風呂の種類はもちろんのこと、間口に、タイルに、ロッカーに……面白いのはそれぞれに特色や個性があるということ。イラストで描かれているからこそ、普段だったらなかなか気がつけない細かなチャーミングポイントを見つけることができる。ここのタイルはイチョウの形だとか、あそこの吐水口はライオンだとか。そんな銭湯のディープな世界に浸かってみるのも悪くないかもしれません。


Book 122 / July 06, 2018 『宵山万華鏡』森見 登美彦 著(集英社文庫) 選・文/京都天狼院

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ふと、何か不思議な空気を感じるというのも京都の魅力の一つ。人の熱気なのか、街の様子なのか、お祭りの時はそれがより一層強くなる気がします。日本三大祭りの一つ祇園祭はかの有名な八坂神社の1カ月に及ぶお祭り。 なかでも宵山と呼ばれる1日は一番の盛り上がりをみせます。 そんな特別な日を舞台に次々と繰り広げられる不思議な物語。 登場する地名や通りを楽しみつつ、京都の持つ雰囲気と相まって「もしかしたら本当にこんな不思議なことが起こってしまうかも」と感じさせるそんな空気のある一冊です。


Book 121 / June 29, 2018 『もし京都が東京だったらマップくらべて楽しむ「街の見方」』岸本千佳 著(イーストプレス) 選・文/京都天狼院

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京都といえば寺社仏閣。歴史的な街並みに鴨川。東京から引っ越して来た時はそんなことを思っておりました。 しかし、実際住んで見て初めて、それが多くある魅力の中の本の一部だと知りました。赤羽は四条大宮。京都駅は品川駅など東京の街と京都の街、それぞれの魅力を見つけ出す著者の岸本さんの街の見方はまさに目から鱗。街の様子や、その街で過ごす人々の雰囲気を「感じる」だけではなくそれをどう「伝える」か。そんな目線で街を歩けば、新たな魅力が見えてくるかもしれません。


Book 120 / June 26, 2018 『殺し屋のマーケティング』三浦 崇典 著(ポプラ社) 選・文/京都天狼院

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真っ赤な表紙に「殺し」の文字、何とも物騒な本だなというのがこの本の第一印象でした。「受注数世界一の、殺しの会社を創りたいんです」そう語る主人公の桐生七海は現役女子大生。営業も広告もPRもできない。そんな世界一売りづらい「殺し」をどう売るか。実在するお店や企業のビジネスを読み解きながら物語は進んでいきます。小説、ビジネス書として楽しむだけではなく。巻末付録の「7つのマーケティングクリエーション」を使って身の回りにあるビジネスを読み解く。1度2度3度と楽しめる1冊。「老舗のお店」「夏の特別拝観」など、京都の街を殺し屋のマーケティングの目線から読み解くのも面白いかもしれません。


Tenro-in 京都天狼院

京都、福岡、南池袋、池袋駅前、2018年4月には「Esola池袋」と全国に5店舗を構える新刊書店。「READING LIFE」をテーマに掲げ、本を読むだけではなく、その内容を「体験」を通してさらに楽しもうと、連日様々なイベントを開催している。
京都府京都市東山区博多町112-5
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