BOOK 本と言葉。

『殺し屋のマーケティング』三浦 崇典 著(ポプラ社) 選・文/京都天狼院Book 120 / June 26, 2018

This Month Theme京都を歩くのが楽しくなる本。

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真っ赤な表紙に「殺し」の文字、何とも物騒な本だなというのがこの本の第一印象でした。「受注数世界一の、殺しの会社を創りたいんです」そう語る主人公の桐生七海は現役女子大生。営業も広告もPRもできない。そんな世界一売りづらい「殺し」をどう売るか。実在するお店や企業のビジネスを読み解きながら物語は進んでいきます。小説、ビジネス書として楽しむだけではなく。巻末付録の「7つのマーケティングクリエーション」を使って身の回りにあるビジネスを読み解く。1度2度3度と楽しめる1冊。「老舗のお店」「夏の特別拝観」など、京都の街を殺し屋のマーケティングの目線から読み解くのも面白いかもしれません。


Tenro-in 京都天狼院

京都、福岡、南池袋、池袋駅前、2018年4月には「Esola池袋」と全国に5店舗を構える新刊書店。「READING LIFE」をテーマに掲げ、本を読むだけではなく、その内容を「体験」を通してさらに楽しもうと、連日様々なイベントを開催している。 京都府京都市東山区博多町112-5

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