手みやげのネタ帖

フルーティでほんのり甘い『green bean to bar CHOCOLATE』のチョコレートFebruary 12, 2025

本誌連載「&food」担当、ライターP(ぴい)さんが毎月こっそり教えてくれる、おいしい手みやげメモ。

手渡すひと言「大人味です。」

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2月はチョコレートの季節。2月になると、誰もがバレンタインを思い浮かべるだろう。もちろん私も。だもんで、気合いを入れて『green bean to bar CHOCOLATE』を覗いたら、すっかり気が変わった。これは人にあげてる場合か。まずは自分のために買うべきだろう。そう思うに至ったのである。ボンボンショコラもあれば、ショコラのシュークリームなど生菓子もある。チョコ好きならば、たまらないラインナップだ。でも、今回注目したのはタブレット(チョコバー)。なにしろ、この店、カカオハンターではないけれど、オーナーが現地まで足を運び、ダイレクトトレードでカカオ豆をゲットして、その豆を産地別に製法を変え、イチから奥の厨房でチョコレートを作っているのだ。カカオ豆の違いは、タブレットが一番わかる。

手みやげにしたいのは3月末ぐらいまでの限定チョコ3種。グレイの包装のPLAIN DARKはベネズエラ産のクリオロ種のカカオ「グアサレ」を使用。フルーティでほんのり甘い。こんなチョコ、初めて食べた。深い味わいで心に残る。赤い包装のAMERICAN CHERRYはタンザニア産のカカオ豆を使用。アメリカンチェリー入り。青は、インドネシア産のカカオ豆を用い、アーモンドを練り込んでピスタチオをトッピングしたもの。いずれも口の中で溶かしながら、じっくりと味わいたい。包装紙には、なんと和紙を使用。手ざわりはいいし、ものすごく上質に感じて、誰かに贈りたくなること間違いなしです。

「VALENTINE WHITEDAY COLLCTION2025」のチョコレートバー
PLAIN DARK ¥1,944 /AMERICAN CHERRY、PISTACHIO AND ALMOND ¥1,998 

green bean to bar CHOCOLATE

東京都目黒区青葉台2-16-11 10:00〜20:00 無休 ☎03-5728-6420
オンラインショップで購入可。

『ちぐさかん』

写真・文/P(ぴい)


ライター 渡辺 紀子

皆からの呼び名は、P(ぴい)。「食べるものなら、おいしくてもおいしくなくても愛おしい」を口上に、『&Premium』創刊時から食の連載「&food」を担当。

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