みんな大好き! たまご料理のレシピブック

食文化研究家、長寿美容研究家・スギアカツキさんに教わる、たまご粥。みんな大好き! たまご料理のレシピブックDecember 25, 2020

たまご粥

リセット食にもなる、薄味の七分粥。

食材のなかでたまごが一番好き、というスギアカツキさんが「絶対に失敗しない」と断言するたまごを使った主食。「私が思うに、健やかな成長のためには、むやみな劣等感を持たないことが大事。料理も緊張せず気軽に作ってほしいので、失敗のないレシピを考えました。苦手なことは市販にまかせてもいいので、楽しみながら作ることが一番です」。栄養学に基づいた体に優しいレシピなのも嬉しい。

体にしみる温かいお粥は、胃がからっぽな朝食にも優しいメニュー。たまごのタンパク質で、エネルギーもチャージ。「とくに失敗しようがないのですが、ポイントはたまごを鍋に入れたら、すぐにかき混ぜないこと。混ぜると濁ってしまい、彩りが悪くなってしまうんです」。玄米や雑穀米でも同様にできる。

材料(2〜3人分)
たまご… 2 個 白米… 1 合 水…1400㎖
鶏ガラスープの素(顆粒)…大さじ1  好みの漬物…適量
作り方
1 鍋にといだ白米(無洗米ならそのまま)と水を入れて、鶏ガラスープの素を加えて軽く混ぜてフタをして火にかける。沸騰したら中火にして20分炊く。最初は米が鍋底にくっつきやすいので、ヘラなどで軽く混ぜること。その後も時々全体をかき混ぜながら炊いていく。
2 漬物を細かく刻んでおく。
3 ボウルにたまごを割り、卵白に弾力が残るくらいほぐす。
4 1 の鍋に3 のたまご液を円を描くように注ぎ入れ、30秒待ってから全体を大きくかき混ぜて火を止める。
5 フタをして3 分ほど蒸らす。器に盛って好みで漬物を散らす。
たまご液を注ぎ入れる。かき混ぜたくなる気持ちを抑えて30秒待つ。
たまご液を注ぎ入れる。かき混ぜたくなる気持ちを抑えて30秒待つ。
彩りのいい漬物を散らすと華やかな雰囲気に。小ネギをのせても可。
彩りのいい漬物を散らすと華やかな雰囲気に。小ネギをのせても可。

<教えてくれた人>
スギアカツキ
食文化研究家・長寿美容研究家
東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科にて、基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。科学的知識を生かして、世界の食文化など食にまつわるすべてにかかわる。著書に『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)。食文化研究家・長寿美容研究家

photo : Sachie Abiko edit & text : Wakako Miyake

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