台湾スイーツ食べ比べ
サクサク食感がたまらないピーナッツ菓子。【&Taipei 台湾スイーツ食べ比べ 】December 18, 2023
![花生酥](https://img.andpremium.jp/2023/11/18165042/9b3f8dfa3f9041064d2546d7d3bae728.jpg)
![花生酥&Taipei 台湾スイーツ食べ比べ 花生酥<i>&Taipei 台湾スイーツ食べ比べ</i>](https://img.andpremium.jp/2023/11/18165018/5907b33c2e0772474b211f25c14a29a9-1024x1024.jpg)
適度な甘さと食感で抜群の人気を誇る澎湖産。
台湾海峡に浮かぶ澎湖諸島。海風が強く吹きつけ、塩分の高い痩せた土壌のため、米作はできず、ピーナッツ栽培が盛んな土地として知られてきた。現在は以前ほどの生産量はなく、外からも仕入れているが、澎湖の地場産品として、花生酥は確固たる地位を占めている。澎湖にはいくつかのブランドがあり、いずれも家族経営の小さな工場で作られる。広く知られるのは『正義餅行(チェンイーピンハン)』と『正一食品』の二大ブランド。台北の『你好我好』では、その両方を購入できる。写真は後者で、原料にバターや塩が含まれているのが特色。「甘さがやや控えめなので、飽きることなく食べ続けられます」とは目利きの店主である青木由香さんの談。アルミ包装なので賞味期限が60日と若干長めなのも嬉しい。
ニーハオウォーハオ
台北市大同區迪化街一段14巷8號 ☎02−2556−5616 10:00~18:00 水休 1袋約30個120元。『正一食品』は澎湖縣馬公市惠安路6號。
![你好我好ニーハオウォーハオ](https://img.andpremium.jp/2023/11/18165308/684e6a64346dedbed73428655ecb7517.jpg)
![花生酥&Taipei 台湾スイーツ食べ比べ 花生酥<i>&Taipei 台湾スイーツ食べ比べ</i>](https://img.andpremium.jp/2023/11/18165349/37376033447d7dbd99e92a86d632e826-1024x1024.jpg)
バターにもこだわる洗練された風味が話題!
看板商品はピーナッツを麦芽糖に絡めた「花生糖」(写真右)。2代目の陳錦村さんによれば、かつて萬華には「花生糖」を扱う店が40軒近くあったというが、時代の変遷により淘汰され、唯一ここだけがブランド化に成功した。店名の「布田」は「甘くない」という言葉の発音に由来。甘さを抑えているほか、素材の鮮度にもこだわり、雲林県北港産のピーナッツだけを使用。市場調査も欠かさず、次々と新商品を生み出し、2年前にはフランスの上質なバターを用いた「花生酥」を開発。何度も試作を重ねたというだけあり、濃厚な風味と豊かな香りが評判だ。なお、「花生酥」は『你好我好』でも購入可。味はもちろん、天然素材のみを用いているのが仕入れの決め手になったという。
プーティエンスーピン
台北市萬華區東園街38號 ☎02−2305−5263 9:30~21:30 無休 写真左の商品名は「法式奶油花生酥」で1袋30個240元。
![布田食品プーティエンスーピン](https://img.andpremium.jp/2023/11/18165500/a348c19f20a8d959a058b21ec7df7e7e.jpg)
文/片倉真理
※この記事は、No. 121 2024年1月号「&Taipei」に掲載されたものです。
台北在住ライター・コーディネーター 片倉真理
![](https://img.andpremium.jp/2021/11/03160509/2e2a06a9a0014ee495435df811dd81b6-300x300.jpg)