台北の朝ごはん
世代を超えて愛される、国民的サンドイッチ。【&Taipei 台北の朝ごはん 】July 11, 2022
『洪瑞珍(ホンルイツェン)』の
「サンドイッチ」。
1947年に彰化県の北斗という河川港エリアで創業した菓子店が、フランスのサンドイッチを模したことから始まり、今や「国民的サンドイッチ」のフレーズで親しまれている『洪瑞珍』のサンドイッチ。きめ細かくしっとりした自家製パン、まるでホイップクリームのような甘めのマヨネーズ、自家製の薄焼き卵など、細部に至るまでこだわって作られている。毎日セントラルキッチンで作られ各店に届けられるサンドイッチは、台湾北部の十数店舗だけでもその日のうちに1~2万個ほどを売り切ってしまうという人気ぶり。一度に6個や12個をまとめてテイクアウトし、自宅や職場で毎日朝ごはんにする人が多いのだそう。最近ではイートイン対応店舗も登場している。
洪瑞珍 ホンルイツェン
光復店(イートイン可):台北市松山區八德路三段251號 ☎02‒2579‒0183 8:30~20:00 無休 Facebook:洪瑞珍
※この記事は、No. 103 2022年8月号「&Taipei」に掲載されたものです。
台北在住ライター 近藤 弥生子
台北在住の編集・ライター。カルチャー界隈からオードリー・タンまで、生活者目線で取材し続ける。著書に『オードリー・タンの思考 IQよりも大切なこと』(ブックマン社)、『オードリー・タン母の手記「成長戦争」自分、そして世界との和解』(KADOKAWA)がある。