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ジェンダーフリー時代、映画『彼らが本気で編むときは、』 浦江由美子April 06, 2017
2017.04.06

ベルリン映画祭での上映は5回、連日満席でした!
ジェンダーフリー時代、映画『彼らが本気で編むときは、』
『かもめ食堂』『めがね』の荻上直子監督の新作が今年のベルリン映画祭のLGBTをテーマとしたテディ・アワードで審査員特別賞を受賞しました。荻上監督はベルリンのオーディエンスとの質疑応答で「ゲイじゃない俳優(生田斗真さん)がこの役を演じるのはなぜ?」と質問を投げかけられています。でも、この役はゲイが演じるべきと決めたのはいったい誰だろう? 1人の人間が恋をし、編み物をしながら生活を営む淡々としたストーリー。日本からのジェンダーフリーの意識が評価された結果だと感じました。

ライター、コーディネーター 浦江由美子

1965年東京都生まれ。1992年よりベルリンを拠点にヨーロッパ各地のライフスタイルやデザイン、アートに関するインタビューや執筆、取材コーディネートを行っている。ベルリンと大分県竹田市を繋ぐ文化交流プログラム「ベルリン竹田会」主要メンバー。
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