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深煎り好きが行き着く先。東京・初台のコーヒースタンド『G☆P COFFEE ROASTER』へ。写真と文:石井ブレンド (お笑い芸人、『GOODFEELING COFFEE』オーナー) #2December 08, 2025

大阪から上京して、最初に住んだ場所は、新宿まで一駅の初台という街でした。

大阪にいた頃は、難波から一駅の桜川に住んでいたので、立地的に似た場所を選んだ、というわけです。

そんな初台でおすすめしたいカフェが、『G☆P COFFEE ROASTER』。

深煎り好きが行き着く先。東京・初台の『G☆P COFFEE ROASTER』へ。写真と文:石井ブレンド (お笑い芸人、『GOODFEELING COFFEE』オーナー) #2

東京で深煎りのコーヒーを飲みたいなら、まずここに行ってみてください。

僕の体感では、少し前に空前の浅煎りブームがあって、今はその熱も落ち着き、「結局、中煎りくらいがちょうどいいよね」という雰囲気。でも、『G☆P COFFEE ROASTER』はまったくブレることなく、深煎り一本道を進み続けています。

コーヒーに“体幹”というものがあるとしたら、この店のブレなさはとんでもない。 サッカーでいえば、長友佑都くらいの体幹。コーヒーに体幹なんてものがあるかどうかはさておき……。

とにかく、深煎りへの愛が深い。

深煎りへの愛が深いので、“深深”だということです。ひらがなにすると“ふかふか”。ふかふかは非常に柔らかそう。

深煎りと聞くと、なんか苦そうとか、濃いんじゃないかって思われるかもしれませんが、『G☆P COFFEE ROASTER』のコーヒーは甘みがあり、すっきりとした味わいのものもあります。

深煎り好きが行き着く先。東京・初台の『G☆P COFFEE ROASTER』へ。写真と文:石井ブレンド (お笑い芸人、『GOODFEELING COFFEE』オーナー) #2 | 店内の様子。(現在は焙煎機が焙煎所に移設されています)
店内の様子。(現在は焙煎機が焙煎所に移設されています)
深煎り好きが行き着く先。東京・初台の『G☆P COFFEE ROASTER』へ。写真と文:石井ブレンド (お笑い芸人、『GOODFEELING COFFEE』オーナー) #2

自分の中の固定観念にとらわれず、柔軟な思考で深煎りを楽しんでみるのもいいかと思います。

ふかふかな思考で。

深煎り好きが行き着く先。東京・初台の『G☆P COFFEE ROASTER』へ。写真と文:石井ブレンド (お笑い芸人、『GOODFEELING COFFEE』オーナー) #2

edit:Sayuri Otobe


お笑い芸人、『GOODFEELING COFFEE』オーナー 石井ブレンド

石井ブレンド
1984年生まれ、大阪府出身。NSC大阪校29期。2016年「第5回ytv漫才新人賞」で優勝。2025年6月、小野竜輔とコンビ「CITY」を結成。国内外の1,500軒以上のカフェを訪れるほどのコーヒー好きで、書籍『全人類に提唱したい世界一手軽な贅沢 おいしいコーヒーライフ入門』(KADOKAWA)を出版したほか、東京・松陰神社前でカフェ『GOODFEELING COFFEE』を経営している。

instagram.com/comandanteishii

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