私とクルマ。 SAYAKA SHIBUKI × MERCEDES-BENZ SL500『&Premium』2015年2月号「&CAR LIFE」より ／ September 16, 2019

「私の出身地である群馬県は、コンビニやスーパーへ行くのにもクルマが必要で、発展しているのは大型の駐車場があるショッピングモールという、完全なクルマ社会。そこで生まれ育った私にとっても、クルマはなくてはならない存在です。でも、今までは燃費が良くて実用性があれば十分と思っていましたが、家族で所有していたこのクルマに1年前に乗ってみてからは考えが一変。ヴィンテージの家具や洋服のように、使用していることで味が出たり、自分に馴染んできたりする感覚が心地よく、とても愛着を持って乗っています。古いクルマは、多少汚れてもそれすら魅力に思えるところもいいですね。今では、週末に趣味のサーフィンに出掛けたり、山や温泉、自然のある場所へ行ったりするときはいつもこのコと一緒です。古いクルマだけにやはり故障が多く、今はガソリンが満タンでもランプがついたりしていますが（笑）、故障したら直す、そして乗り続けることで、古き良きものを大切にしたい。少しだけ手間はかかるけど、そんなことを気づかせてくれた欠けがえのない一台です」

しぶき・さやか／ヨガ講師。ヨガライフアドバイザー。CM監修やコラム執筆、ヨガモデルとして雑誌で活躍。現在は、東京と鎌倉でヨガクラスを開催。鎌倉で子育てビーチライフを満喫中。

現在、メルセデス・ベンツブランドで生産・販売される車種の中で最も長い歴史を持つSLクラス。渋木さんの愛車は1983年式。

photo : Tetsuya Ito
※この記事は、『&Premium』No.14 2015年2月号「&CAR LIFE」に掲載されたものです。