BEAUTY 明日のキレイのために。

洗練モードなシースルーリップバーム。&Beauty キレイの理屈 〈セルヴォーク〉January 30, 2023

Celvoke | AROUSE LIPS
Celvoke | AROUSE LIPS
ひとりひとりの唇の血色や質感を生かすシースルーな発色のリップバーム。セルヴォーク アラウズ リップス(左から、01プラム、02マスタード、03ネオテラコッタ、04ピオニーピンク、05ブリックブラウン)各¥3,960/レフィル¥2,970、ケース¥990(セルヴォーク ☎03−3261−2892)

 一斉に出揃い始める春先のメイクアイテム。とはいえこの時季、唇荒れなどが加速することもあり1月6日に発売となった〈セルヴォーク〉のS / Sメイクアップコレクション”トランスペアレント”のなかでひと際輝きを放っていたのが、単なるカラーアイテムではない「セルヴォーク アラウズ リップス」。素の唇の血色や質感を生かすシースルー発色で、ほんのりティント、血色感をプラスするトランスペアレントなリップバームだ。
 その着想は、”水の静かなるエナジー”から生まれ、変化を恐れない、未来に広がりゆく美しさを生命の源である「水」に託した。変幻自在な水と、ひとりひとりの持つ個性が溶け合うときに生まれる、神秘的な、その人にしかない美しさを唇にも体現できる新作である。天然由来成分、そして洗練モードで知られる〈セルヴォーク〉だからこその発色も、色っぽくドキッとさせられる。
 唇に触れた瞬間、その人の血色と溶け合い、奥行きのある唇に。ほんのりと染めるようなティント感、プランプアップ効果のある成分が縦皺や荒れ感を見事にカムフラージュ。また、シリコンフリー、動物由来成分フリー、マイクロプラスチックビーズフリーなどを実現。シリーズ全体として成分の天然由来率96%以上を叶えた。
「セルヴォーク アラウズ リップス」は全部で5色の展開。〈セルヴォーク〉が得意とするテラコッタをシースルー発色にした03ネオテラコッタをはじめ、アンニュイさを醸し出す01プラム、ベースカラーとしても使いやすい02マスタード、カジュアルにつけられる04ピオニーピンク、装いにもこなれ感が生まれる05ブリックブラウンなど。お気に入りの一本をラフにつけたり、唇の中央が濃くなるように重ねて塗るなど、リップバームでありながらもメイクアップ効果が高いこともあり、つけ方次第で異なる表情が生まれるのも「セルヴォーク アラウズ リップス」ならでは。より旬なメイクアップに挑戦するならば、ベースに02マスタードを塗り、上から01プラムなどをラフに重ねると、洗練度が一層増すとのこと。
 マスクを外したときに残念な印象にならないためにも、リップバーム感覚なのにしっかりおしゃれもできる株上げリップの存在は貴重。しっかりバッグに忍ばせておきたい一本となりそうだ。

文/永富千晴
ながとみ・ちはる/美容ジャーナリスト。〈club C.〉主宰。女性誌やウェブで、企画、編集、執筆に携わる。YouTubeチャンネル「永富千晴キレイの未来」も。

※この記事は、No. 111 2023年3月号「&Beauty」に掲載されたものです。

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