LIFESTYLE ベターライフな暮らしのこと。
バッグデザイナー・石川敦幹さんが植物と暮らす家。空間に調和する、グリーンの整え方。April 12, 2026
日々わずかに姿が変化するのを感じながら、季節の移り変わりを知る。生き生きとグリーンが育つ家では、人間も心地よく暮らせるようです。&Premium126号「窓辺に、花と緑を」(2024年6月号)では、観葉植物から多肉、蘭、庭木、草花まで、様々に緑を愛でる8組の住まいを訪ねました。ここでは、バッグデザイナー・石川敦幹さんのグリーンライフを紹介します。


フォルムに惹かれ、空間とコーディネート。
友人と共同で主宰するバッグブランド〈ANUNFOLD〉でデザインなどを手がける、石川敦幹さんが妻と暮らす家は、神奈川県内に立つテラスハウス。一帯は起伏に富んだ地形が特徴で、石川邸も緩やかな斜面を生かした構造。前面道路から玄関まではレベル差があり、リビングの窓の外、ガレージの上にあたる約40㎡のスペースが芝の庭になっていた。
「この家は築50年ほど。13年前に越してきたときの庭は寂しい状態でした。芝の庭を眺めながらのんびり過ごす暮らしに憧れていたので、さっそく高麗芝を張り、そこからは芝の手入れが、週末のルーティンです」
既に植えられていたラベンダーとローズマリーに加え、自らオリーブやパールアカシア、ポポラスの木などを植えたのだという。一定の深さしかなく、いわゆる“地面”ではないものの、「空に近いからでしょうか、ずいぶんと大きく育ちました」と話す。
庭の窓辺に並ぶ鉢植えは、多肉植物のクライミングオニオン、ブルセラ・ファガロイデス、ブーファン・ハエマンソイデスなど個性派ぞろい。「仕事柄、つい見た目のユニークさに惹かれて選んでいるところはあるかもしれません。あとは、色合いも重視。ニュアンスカラーといわれるような、単純ではない色が好みで、グリーンでも、青みがかっていたり、グレイッシュだったりするものは、すぐ手に取ってしまうんです」
カクタスを育てている〈ア クエスチョン オブ イーグルス〉のポットや、〈ローズ・キャバット〉の一輪挿しなど、鉢や花器のセレクトにも石川さんのセンスが感じられる。
「グリーンを空間とどうコーディネートするかが、楽しい。つい、ファッションを楽しむような気持ちになってしまいます」

石川敦幹バッグデザイナー
2022年に友人と〈ANUNFOLD〉を立ち上げ、デザインや生産など幅広く担当。アイコンバッグは竹炭や籾殻をベースに染色したナイロンのショルダートート。
photo : Eriko Nemoto text : Marika Nakashima







































