INTERIOR 部屋を整えて、心地よく住まうために。
エッセイスト・柳沢小実さんと考える「心が動く、写真と暮らす」こと。 Living with Photographs by FUJICOLOR WALL DECORMay 19, 2023 / 〔PR〕
エッセイストの柳沢小実さんに、人生の大切な思い出の写真との暮らしを体験してもらいました。
原点を思い出す一枚。
リビングに大きく飾ったのは、A2サイズの「カジュアル」のパネルで仕上げた写真。「10年ほど前に夫とスウェーデンの山を歩いたときの一枚です。果てしない道のりに疲れてしまったとき、彼に『一歩ずつ歩けば、辿り着くから大丈夫』と言われて。人生に似ていると思ったんです。地道にやればいつかは到達できる。自然の中で互いの関係性も自分自身も見つめ直すことができて、夫婦と自分の原点といえる瞬間でした。写真を飾るのは難しいと躊躇していましたが、思い出が壁に掛かると”自分の家”らしくなりますね」
心が潤う写真たち。
昨年から通うフラワーアレンジメント教室にてスマートフォンで撮影した写真を、18×18㎝のスクエアミニサイズで「キャンバス」のパネルにプリント。「生活の中で綺麗なものが目に入ると心が潤い、自然と整います。だから花は私の日常に欠かせないもの。いつも家に生花を飾っておきたいですが、真夏はすぐにダメになってしまいがち。それならばと、花の写真を飾ることにしました。みずみずしい自然の色がよく出ているし、キャンバスの温かみと相まって素敵な仕上がり。眺めているうちに気持ちが柔らかくなります」
思考がフラットになる一枚。
旅先で集めたお茶や食器とともにキッチン棚に立て掛けたのは、6Pサイズの「カジュアル」で製作した一枚。「家のあちこちに旅のかけらをちりばめて、旅と暮らしが地続きの感覚で生活しています。今回、初めて旅の写真を飾ってみたら、より鮮明に当時の記憶が蘇りました。これはウズベキスタンの街中にある噴水で、当たり前のように子どもたちが水浴びをする姿に思わずシャッターを押したもの。初めてのことに出くわしてばかりの海外では、偏見や思い込みが取り払われてフラットな考え方になれるのが気持ちいい」
たとえ上手でなくても、自分にとって特別な一枚を飾りたい。
「旅先でワーッと感動してシャッターを切っても、データで管理していると宝の持ち腐れというか、次第に記憶も薄れてしまうから、こうやって形になって嬉しいです」と、写真のある暮らしを存分に楽しんでいた柳沢小実さん。「飾るなら写真家の作品と考えていましたが、うまくない写真でも自分だけの思い出が詰まったものは特別。気に入りました」
風景や家族の写真などお気に入りの一枚を、〈富士フイルム〉のラボでパネル加工してくれるサービス「WALL DECOR」。全6種類のパネルから柳沢さんが選んだのは、額なしでシンプルかつモダンに仕上がる「カジュアル」と、絵画のような温かみのある「キャンバス」。「カジュアル」のパネルでは印画紙に、光沢感のない「ディープマット」を選んだ。「ギラギラしていなくて、暮らしにすっと馴染んでくれますね。どちらも軽くてプッシュピンがあれば飾れるから、気分によって掛け替えるのも楽しそう。さっそく、次はどんな写真をプリントしようかと考え中です」
柳沢小実 Konomi Yanagisawa
エッセイスト、整理収納アドバイザー。収納術や台湾のトピックなど、暮らしと旅を中心に執筆。著書に『すっきり暮らすためのもの選びのコツ』(大和書房)、『私らしい暮らしとお金の整え方』(主婦の友社)など。
●問合せ/WALL DECOR https://fujifilmmall.jp/walldecor/
photo : Ayumi Yamamoto text : Nozomi Hasegawa