Lifestyle

文筆家・甲斐みのりさんが提案する、お気に入りの ドリップバッグで楽しむコーヒー時間。November 05, 2023

2023年10月20日発売の『&Premium』の特集は「毎日を気持ちよく過ごす、100のこと」。ゆったり過ごす休日はもちろん、仕事などに勤しむ平日でも、気持ちをふっと緩めて気持ちよさを感じられるような、ベターライフの秘訣を探りました。ここでは、旅先で出合ったコーヒーを並べ、さながらドリンクバーのように、文筆家の甲斐みのりさんに教わるコーヒー時間の楽しみを紹介します。

FOR BETTER LIFE Drip Coffee Bag  

文筆家・甲斐みのりさんが提案する、お気に入りの ドリップバッグで楽しむコーヒー時間。 毎日を気持ちよく過ごす、100のこと

ハンドドリップもよいけれど、 気分で選ぶ嬉しさを。

「自宅や仕事場に、必ずといっていいほど置いているドリップバッグ。深煎りや浅煎り、ブレンドやシングルオリジンなど、様々な種類を揃えておき、その時の気分でどれを飲もうか決めるのが毎日の楽しみなんです」

 そう語るのは、文筆家でコーヒー愛好家でもある甲斐みのりさん。常備するコーヒー豆を決めていた時期もあったが、最近は毎日違うドリップバッグで淹れるのが習慣だという。

「旅先のコーヒーショップでドリップバッグを見つけると、つい嬉しくなって手に取ってしまうんです。個包装で日持ちがするし、普段飲み慣れていない味わいでも気軽に試せるのもいいですね。パッケージが可愛いものも多く、気軽なお土産として渡していたら、贈り物としていただくようになって、家にはドリップバッグがたくさん。『お家ドリンクバー』なるものを作り、お客様が来たときに自由に選んでもらうのですが、喜んでいただけます」

 甲斐さんの好みは浅煎りや中煎りのすっきりした味わい。時には深煎りを選んでカフェオレにしたりと、アレンジして楽しむこともあるそう。「最近は、カフェインレスのドリップバッグも常備しています。ちょっと体がだるいときや、夕食後にコーヒーが飲みたくなったときに重宝しますよ」

文筆家・甲斐みのりさんが提案する、お気に入りの ドリップバッグで楽しむコーヒー時間。 毎日を気持ちよく過ごす、100のこと
上段右/甲斐さんが秋田県に旅したときに出合った『08COFFEE』の「ブレンド#8」(¥150)。コクと酸味のバランスがよく、マイルドな味わい。上段左/浅煎りで華やかな風味の東京・二子玉川『let it be coffee』の「ドリップバッグ 浅煎り」(¥240)。アイスコーヒーにするのが甲斐さんのおすすめ。中段右/北海道土産でもらって以来お気に入りだという〈MORIHICO.〉の「森彦」( 3 袋¥486)は、中煎りでフルーティ。中段左/喫茶店のコーヒーのように濃厚で、「甘い菓子にぴったり」という、福岡・博多『REC COFFEE』のティーバッグ式「キッサブレンド」(右写真同、5 袋¥900)。下段右/カフェインが0.1%以下の〈奈良藤枝珈琲焙煎所〉の「ドリップバッグ カフェインレス」( 6 袋¥1,512)。夕食後や体調がすぐれない日のために常備しているそう。下段左/静岡県に構える『自家焙煎珈琲豆シロネコ』の「シロネコブレンド」( 5 袋¥1,150)は、まろやかな苦味とコクがあり飲みやすい。

PROFILE
甲斐みのり Minori Kai 文筆家
静岡県生まれ。2005年に最初の著書となる『京都おでかけ帖』(祥伝社)を刊行。以来、旅やおやつ、建築や雑貨などを題材に、書籍の執筆や雑誌への寄稿を行う。著書は50冊以上。新著に全国各地の5 00個以上の個性豊かなパンの魅力を紹介する『日本全国 地元パン』(エクスナレッジ)がある。

photo : Takashi Ehara

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