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花屋『ル・ベスベ』オーナー、松岡龍守さんに教わる、持ちのいい花と飾り方。November 04, 2023

2023年10月20日発売の『&Premium』の特集は「毎日を気持ちよく過ごす、100のこと」。ゆったり過ごす休日はもちろん、仕事などに勤しむ平日でも、気持ちをふっと緩めて気持ちよさを感じられるような、ベターライフの秘訣を探りました。ここでは、忙しい日々の心を和ませる、 自分のために選ぶ花のことについて紹介します。

FOR BETTER LIFE FLOWER  

花屋『ル・ベスベ』オーナー、松岡龍守さんに教わる、持ちのいい花と飾り方。毎日を気持ちよく過ごす、100のこと。
右からビバーナム、スプレーバラ サクラ、セルリア。草花も枝ものも、長いままだと花まで水が上がりづらい。花器とのバランスを見ながら、適度な長さに切るとよい。「茎の断面が広いほど水が上がるので、ナイフで斜めにそいでも。枝ものは折るのも効果的」

確かな知識を身に付けて、 自由に気持ちよく飾る。

「平日の少し疲れたときにこそ、自分へのご褒美に、花を飾ってほしいんです。花の美しさはささくれ立った心を癒やしてくれますから」と語るのは、東京・青山の花屋『ル・ベスベ』のオーナー、松岡龍守さん。「慌ただしいなかでも飾りやすいものを」と、持ちのいい花を教えてくれた。

「秋らしい枝ものを選ぶのもひとつ。水替えはまめにしましょう。季節を先取りした花を選ぶのもいい。本来は春から夏の花、バラやアスチルベ、ビバーナムなどは、暖房が効いた室内でも持ちやすい。暑い地域に咲くワイルドフラワーも丈夫です。そのままドライフラワーにして、さらに長く飾っても」

 そして長持ちのために大切なのは、生け方のコツも知っておくこと。

「ボウルに張った水の中で茎を切って、そのまま10分程度浸けておけば、水をぐっと吸い上げます。枝ものは、根元をそぎ、中の白いワタを削り取ってから水に挿す。花も枝ものも、花瓶の高さまでの葉はもぎ、水を清潔に保って」

「飾るのはジャムの瓶でも皿でも何でもいい」と松岡さん。「花瓶と花瓶から出る茎や枝の長さが1対3、反対に3対1が黄金比といわれますが、そうこだわらなくても。花が何だか気持ちよさそうとか、自分が見ていて気分がいいを優先して。自由でいいんです」

花屋『ル・ベスベ』オーナー、松岡龍守さんに教わる、持ちのいい花と飾り方。毎日を気持ちよく過ごす、100のこと。
少し花が弱ってきたなと思ったら、花だけ摘んで、浅い鉢などに水を張って浮かべる。「無駄にせず、最後まで愛でてあげて」

PROFILE
松岡龍守 Tatsumori Matsuoka 花屋『ル・ベスベ』オーナー
1997年に故高橋郁代さんと共に、『ル・ベスベ』をオープン。雑誌、広告での花やグリーンのスタイリング、展示会や店舗の装飾も手がける。本誌連載「&days」では、創刊以来10年にわたり今月の花を紹介。▽東京都港区南青山7‒9‒3 ☎03‒5469‒5438 11時〜17時 火休

photo : Ayumi Yamamoto text : Koba.A

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