MUSIC 心地よい音楽を。
ライター・竹田ダニエルさんが選ぶ土曜の朝と日曜の夜の音楽。vol.3September 15, 2023
September.15 – September.21, 2023
Saturday Morning

Shin Sakiuraとmaco maretsという、日本のインディペンデントシーンの実力派ヤングスターの二人によるコラボ曲。彼らを取り巻く音楽シーンはコラボレーションを通してどんどんと新しいサウンドやコンセプトを取り入れた作品がリリースされていて、常に注目し続けている界隈です。
「Slide」がリリースされた2020年、東京のロックダウンの鬱々とした日常の中で、この曲は何度も気分を晴らしてくれた。Shin Sakiuraの爽やかなギターと巧妙なコードに、maco maretsの軽快なのに同時に気怠いラップが、重い足取りを軽やかに変えてくれる。日常で抱える些細なもどかしさや自分への葛藤を、知的かつカジュアルなリリックでささやく。履き慣れたデニムとコンバース、そして白いTシャツを纏った朝の散歩に聴きたい。
アルバム『Note』収録。
「Slide」がリリースされた2020年、東京のロックダウンの鬱々とした日常の中で、この曲は何度も気分を晴らしてくれた。Shin Sakiuraの爽やかなギターと巧妙なコードに、maco maretsの軽快なのに同時に気怠いラップが、重い足取りを軽やかに変えてくれる。日常で抱える些細なもどかしさや自分への葛藤を、知的かつカジュアルなリリックでささやく。履き慣れたデニムとコンバース、そして白いTシャツを纏った朝の散歩に聴きたい。
アルバム『Note』収録。
Sunday Night

台湾のインディペンデントR&Bの大注目新人アーティスト、The Crane。信じられないほど濃厚な質感の歌声にユニークなメロディ、そしてそれでも全体像はジャジーでクラシックにまとまるようなずば抜けたセンスのトラック。流暢な英語のリリックでは、カニエ・ウエストの「Street Lights」にも通ずる、スターになるまでの過程の葛藤を歌う。すべてセルフプロデュースでこなしたこのデビュー曲をきっかけに、数多くのファッション誌やフェスにも抜擢されている。稀すぎるメロディとリリックのセンス、そして何よりもこの奇跡の歌声に、土曜の夜にゆっくりとお風呂に浸りながら、包まれたい。
EP『鶴園-EP』収録。
EP『鶴園-EP』収録。
ライター 竹田 ダニエル

1997年生まれ、カリフォルニア出身、在住。「音楽と社会」を結びつける活動を行い、日本と海外のアーティストをつなげるエージェントとしても活躍する。2022年には、文芸誌「群像」での連載をまとめた初の著書『世界と私のA to Z』(講談社)を刊行。9月28日頃に『#Z世代的価値観』(講談社)を発売。そのほか、現在も多くのメディアで執筆中。