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No.02 / December 26, 2018 16人の「私の好きな神社、お寺」。 甲斐みのり

和歌山・田辺
鬪雞(とうけい)神社
 

文筆家 甲斐みのり

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紅白の鶏が描かれた勝運・開運の絵馬。

自らの弱さを克服する
誓いをたてられる場所。

武蔵坊弁慶の父と伝えられる熊野別当(くまのべっとう)・湛増(たんぞう)が、壇ノ浦合戦で源氏か平家のどちらに味方につくか迷った際、紅白7羽の鶏を闘わせて神意を確認し、源氏側について見事勝利したことから「勝負事」へ御利益があるといわれている神社。年を重ねるごとに、勝負は「相手ありきのものではない」と感じるようになり、自分に打ち勝つための決意表明として、年に2〜3回、和歌山県田辺市を訪れるたびに参拝しています。きっかけは田辺市の観光案内冊子の監修・執筆や街歩きツアーのガイドをしたことから。2016年に「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産に登録され、鬪雞神社も勧請されたので、熊野までなかなか赴けない際も、こちらには必ずお参りするようになりました。参道入り口のお菓子屋『二宮』の鬪雞まんじゅうは手土産にもおすすめです。

 

 
illustration : Shapre text : Tokiko Nitta
※『&Premium』No. 50 2018年2月号より