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Eyesあの人が見つけたモノ、コト、ヒト

ギャラリーオーナー 平野妃奈


May 07, 2018 ハワイでの最後の食事 平野妃奈

2018.05.07

ハワイでの最後の食事

旅の最後に何を食べれるかって結構重要だ。それまでの食事がイマイチだったりしたら、ここで汚名挽回したいし、その逆であれば最後にハズす事は避けたい。
春休みにハワイで最後に食べたのは空港近くにあったサイミン屋さんだった。看板を見てすぐに気持ちが高ぶった。ローカル感があり、ご年配の方々が入れ替わり立ち替わりやってくる。まるで立食い蕎麦屋さんのような気軽さ。今から別れを告げるこの土地の飾らない日常がそこにはあって、ここから始める旅を次回はしたらいいかもしれないと思った。どの土地へ行ってもそこでは旅行者である自分。でもこんな風な小さな食堂にふらりと立ち寄ることが出来たら素顔の土地の人達に出会えることを覚えておきたい。

 
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エビの出汁がほんのり甘味を増す。日系人が多く暮らすハワイのソウルフード。

February 08, 2018 熊本の生野ランプのふたりのこと 平野妃奈

2018.02.08

熊本の生野ランプのふたりのこと

ギャラリーを初めて間もない頃、遠い熊本から展示をしたいと連絡がきた。たまたますぐにギャラリーのHPが引っかかったそうだ。初めて会ってからもう何度か展示をしてくれてるのだけど、彼らの作るランプが全てを物語るように、暖かく優しくどこまでもおおらかな人達。忙殺されがちな日々にハッと気付いて、深呼吸をひとつ。
そして彼らの声やあのどこまでも優しい眼差しにいつもいつも会うと涙が出てきてしまう。久々の展示では、そんな彼らに会いたくて、同窓会のようにお客さんが駆けつけた。出会うべきタイミングや行きつく場所、彼らは無理無くいつもそれを教えてくれる。私の大切な友人。

 
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種から育てたひょうたんは、沢山の時間と彼らの愛情を受けて灯りを照らす。

September 25, 2017 世田谷の一押し手土産 平野妃奈

2017.09.25

世田谷の一押し手土産

人の家によくお呼ばれをする。というか、押しかけることもある。以前子供にまだ手がかからない頃は暇さえあれば人を呼んでごはんを作っていた。気の利いた手土産を頂くと次はそれを誰かに持って行きたくなる。そうでなければ馴染みの定番をいそいそと買いに走る。ここ松陰神社にある大阪すしの『美の輪寿司』はそのひとつ。目移りしてしまいそうになる店内のラインナップ。選んでいるうちにすでにお腹がなってしまいそう。どれひとつとっても手がかかっている。子供の頃いつもバスから見る景色にあった美の輪寿司。もう創業42年だそう。
子供達にも受け継ぎたい味だな。

 
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電話予約の際のメニュー代わりにと思いの1枚。

July 13, 2017 街の専門店が元気である街、パリ! 平野妃奈

2017.07.13

街の専門店が元気である街、パリ!

先日パリへ一人旅。願ってもない格好の理由が出来て存分に楽しんできました。久し振りの一人旅、しかもパリ。時間はいくらあっても足りなく、一日中歩き廻りました。パリを歩いていて、専門店や小売店の多さに惹かれました。ホテルの近くにも一軒『FIFI LA PRALINE』というプラリネ専門店を見つけました。プラリネ好きの私としては入らない訳にはいきません。中へ入ると数種類のナッツのプラリネと少しのチョコレートのお菓子が並んでました。こんな風に何かに特化してそこを突き詰める精神があるからこそ、パリは本物志向、大人の街だといわれるのでしょうか。とても素敵だなと思いました。

 
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店内に入るとキャラメルの香ばしく甘い香りに包まれる

May 04, 2017 文字が旅をする。デザインが人を繋ぐ 平野妃奈

2017.05.04

文字が旅をする。デザインが人を繋ぐ

先日台湾へ家族で行ってきた。台中で行われる『平野甲賀描き文字展』を見るためだ。子供達にとっておじいちゃんである甲賀さん。搬入からオープニングまで作品が異国の地で溶け込む風景を身体のどこかに残しておけたらいいなと思った。ギャラリーは風通しのいい場所で光と風にその作品達が溶け込みとても心地良かった。漢字の文化がある台湾の街で、共通な感覚をイメージ出来るであろうその文字がまたどんな風に台湾の人の元へいきつくんだろう。少し街を歩くと台中は早くも初夏の陽気で日射しは眩しく日陰は心地良く南国ならではの植物が風に揺られていた。また必ず訪れたい街、台湾、台中。

 
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作品は徳島アワガミファクトリーの和紙にプリントされている。
展示は台中綠光+marüteにて5月14日まで開催中。

ギャラリーオーナー 平野妃奈

ひらの・ひな/2004年より駒場と代々木上原の間に<NO.12 GALLERY>を構える。2児の母。食べる事、旅する事が何より好き。今期からカジュアルで上質なコットンを使い、縫製にこだわりのあるブランド『KA N MA』のプレス担当。
また、現在銀座グラフィックギャラリーgggにて開催中の『平野甲賀と晶文社』の展示ではクロージングイベントを企画制作中。展示は3/17までです。素晴らしいラインナップの晶文社の本を手に取りご覧に慣れるので是非みなさまお越しください。