オモムロニ。さんが、今月試してみたもの〈パナソニック〉の可変圧力IHジャー炊飯器 ビストロ
〈バーミキュラ〉の鋳物ホーロー鍋December 05, 2023

話題のアイテムは次々と出てくるけれど、気になるのはその実力。そこで、自ら使って納得したものしか選ばないオモムロニ。さんが、暮らしのなかで、じっくり試してわかったことをレポートする連載。今回はキッチンにあったらうれしいアイテムを紹介します。

毎回洗うのは内釜と加熱板のみで、加熱板は食洗機でも洗える。「本体内側の縁がフラットなので、汚れが拭き取りやすく、米粒が挟まらない。タッチパネルの表示もわかりやすく、細部の仕様にまで工夫を感じました。個人的にはしゃもじ立てが脇に付いていたら嬉しいです」。5.5合炊き W28.5×D30.1×H23㎝ 6.3㎏ ￥99,000＊編集部調べ（パナソニック 0120−878−694）

最高峰シリーズ”ビストロ”初の炊飯器。米の銘柄、状態に合わせて、AIが最適な炊き方を選択。「炊飯器を開けた瞬間おいしいご飯が炊けた証拠である”カニ穴”がポツポツとできていてうわーっと感動！　ブランド米でもなく、ふだんのお米なのに、甘くて、ふっくら粒が立っていて。我が家では保温機能が欠かせないのですが、12時間以上経ってもまったく乾燥せず、ベタッともせず、ちゃんとおいしい。冷凍ご飯用のコースがあるのも便利でした。朝をご飯派に変えてみたのですが、起床時間に合わせて炊飯をセットして、おいしい白米をちゃんと味わう時間っていいなと実感しました」

サイズは18、22、26㎝の3種。プレミアムマットコーティング仕様のリネンベージュ。「ざらりとした質感が上品で、優しい色合いもキッチンに合いそう。蓋は、吹きこぼれにくい仕様で、ハンドルは調理中も熱くなりにくく、自立可能。お手入れも簡単でした」。∅22×W（取っ手含む）29.6×H（フタ含む）16.7㎝ 2.9㎏ ￥30,800（バーミキュラ ☎052−353−5333）

無水調理ができる鋳物ホーロー鍋「オーブンポット」がリニューアル。前モデルから30％軽量化。本体が薄くなったことで調理時間の短縮も実現。「鋳物鍋ってとにかく重いという印象が強いですが、持ってみて”これならストレスなく使える！”という軽さでした（2.9㎏）。そして特に驚いたのが、水・油・調味料を使わず、たっぷりの野菜をただ蒸すだけで格別においしいこと。鍋が野菜本来の甘味を引き出してくれるから、塩とオリーブオイルだけ、余計な味付けをしなくてもいいんです。私みたいに無水調理に慣れていない人にこそ、試してみてほしい。ポトフも感動するほど絶品でした！」

photo : Satoshi Yamaguchi illustration : Shapre
＊アンドプレミアム 2024年1月号より