台北の朝ごはん
台南のクラシックな味覚、「鍋燒意麵」を台北で。 (グゥォシャオイーミエン) 【&Taipei 台北の朝ごはん 】November 11, 2024
『早安美芝城 ザオアンメイズーツェン』の「鍋燒意麵」(グゥォシャオイーミエン)。
創業40年余、台湾各地に店舗以上をかまえる朝食チェーン『早安美芝城』は、台湾式ハンバーガー、サンドイッチなど、洋食系朝食店の代名詞ともいえる存在。まるで自宅のリビングの延長のように、皆が日常的に訪れる場所だ。そんな同店発祥の地・台南で昔から愛されてきたクラシックなメニュー「鍋燒意麵」もまた、朝から提供されている。ホタテとカツオで出汁を取ったスープで台南名物の「簡炸意麺」というコシのある揚げ麺を煮込み、その上に脂身の少ない豚ヒレ肉、かまぼこ、チーズ豆腐、チンゲンサイ、落とし卵をトッピング。あっさりしたスープに揚げ麺のコクが加わり、まるで鍋の締めの麺を食べているような感覚で、シンプルながらも味わい深い一品。
早安美芝城 ザオアンメイズーツェン
信義活力興店/台北市信義區興街 3號 ☎202-2758-6337 7:00〜13:30 土 7:30~13:00(日~13:30)不定休https://www.macc.com.tw/
※この記事は、No. 132 2024年12月号「&Taipei」に掲載されたものです。
台北在住ライター 近藤 弥生子
台北在住の編集・ライター。カルチャー界隈からオードリー・タンまで、生活者目線で取材し続ける。著書に『オードリー・タンの思考 IQよりも大切なこと』(ブックマン社)、『オードリー・タン母の手記「成長戦争」自分、そして世界との和解』(KADOKAWA)がある。