台北の朝ごはん
野菜たっぷり、お惣菜クレープ「潤餅 (ルンビン) 」。【&Taipei 台北の朝ごはん 】August 08, 2022
『大肥媽 現做潤餅(ダーフェイマー シエンツオルンピン)』の
「お惣菜クレープ」。
薄く焼かれた皮に、手際よくたっぷりの具を包んで提供されるお惣菜クレープ「潤餅」。雙連(スワンリエン)市場内で2代続く「潤餅」専門の屋台では、茹でたキャベツやもやし、ピーナッツ粉、チャーシュー、「豆干」(水分の少ない硬めの豆腐)といった定番の具材のほか、「蛋酥」(卵液をカリカリに揚げたもの)、カレー味の干し大根が味や食感のアクセントになっている。ピーナッツ粉は砂糖入りが一般的だが、「砂糖半分」または「無糖」も選択可能。苦手な具材は抜いてもらえるので、口頭や筆談、ジェスチャーで伝えて。時間が経つにつれて具材から水分が出てくるので、できるだけ作りたてをいただくのがおすすめ。すぐそばの遊歩道にある日陰のベンチに腰かけてかぶりつこう。
大肥媽 現做潤餅 ダーフェイマー シエンツオルンピン
台北市中山區民生西路45巷9弄6號 ☎0918‒322‒770 火木金のみ営業 7:00~13:00(完売次第閉店) 「文昌宮」という立派な廟の脇道にある屋台。
※この記事は、No. 104 2022年9月号「&Taipei」に掲載されたものです。
台北在住ライター 近藤 弥生子
台北在住の編集・ライター。カルチャー界隈からオードリー・タンまで、生活者目線で取材し続ける。著書に『オードリー・タンの思考 IQよりも大切なこと』(ブックマン社)、『オードリー・タン母の手記「成長戦争」自分、そして世界との和解』(KADOKAWA)がある。