パリジェンヌの4時のおやつ

パリっ子に愛される、大人のためのアメリカンクッキー。【パリジェンヌの4時のおやつ】September 07, 2025

昼食も夕食も日本より遅いフランスは、おやつ時間も16時。パリジェンヌが普段食べているおやつを紹介します。

〈スクープ・ミー・ア・クッキー〉のクッキー
―€3.50~4.90―

パリのアメリカン・クッキーブームの火付け役『スクープ・ミー・ア・クッキー』。【パリジェンヌの4時のおやつ】
『スクープ・ミー・ア・クッキー』より。

近年のコーヒーブームの影響から合わせるお菓子の幅が変わりつつある。パリのアメリカン・クッキーブームの火付け役ともいえる『スクープ・ミー・ア・クッキー』は、11区のアトリエで手作業で丁寧に作られており、市内に 5店舗を展開。チョコならヴァローナ、バターはAOCパンプリーと材料にこだわり、大人のためのクッキーとしてパリっ子に愛される存在となった。創業者のローラ・プティは2023年に他界したが、彼女の志をスタッフが受け継ぎ、創業当時と変わらぬスタイルを守る。一番人気の「ギブ・ミー・モア」はキャラメリゼされたヘーゼルナッツとジャンドゥーヤの組み合わせ。生地の焼き具合とトッピングが絶妙でコーヒーにぴったりだ。

紀中さんプロフィールg

文・写真/紀中麻紀

パリでケータリングを主宰。お菓子と猫好き。

instagram.com/makikinaka_aubonmparis

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