MUSIC FOR BETTER LIFE
スウィートな音楽/MUSIC FOR BETTER LIFE #12 November 2025November 08, 2025

子どもがどんなふうに育ってくれたらうれしいか?
先日、息子が1歳になりました。生まれてから今日までがあまりにあっという間で、これをあと10回、15回……と繰り返したらもう成人なのかと思うと恐ろしいです。たまに「この子がどんなふうに育ってほしいか?」と聞かれることがありますが、健康で、本人が幸せだと感じながら大きくなってくれれば十分です。それだって決して、簡単なことではないでしょうから。ただ、親として少しだけ希望を伝えられるなら、たくさん恋をして大人になってくれたらいいな、と思います。今月は、スウィートな音楽を紹介します。
スウィートといっても甘さ全開ではなく、家事をしながら、あるいはドライブや散歩をしながら聴けるような、軽みのあるプレイリストにしました。グッとくるものを並べてみたら、ソウルやAORの名曲ばかりの懐メロ集になってしまって……。新譜からはわずかしか選んでいませんが、3曲目にセレクトしたペラルーシのバンドСОЮ3(SOYUZ)が素晴らしいです。幻想的な世界観が詰まったニューアルバム『KROK』は傑作だと思います。
そして最後に選んだのは、先日急逝したディアンジェロの楽曲から、Ohio Playersのカバー「Heaven Must Be Like This」。緩やかなリズムと甘美な歌声に、まさに“音楽に浸る”という感覚になります。今回選んだ楽曲の数々が、すべてこの曲のための前座に感じられるほどです。
Editor 松﨑 彬人

2017年に新卒で入社し、&Premium編集部一筋。レコード収集と陶芸家のスタジオ巡り、車の手入れ(1989年式VWジェッタ)が休日の楽しみ。熊本県出身、現在は妻子と鎌倉で暮らしながら、Instagram「#僕らの家ができるまで」で家造りの様子を記録しています。最新の担当号は2025年12月号「コーヒーとお茶と、わたしの時間」。







































