Good for Me 編集部が出合ったベターライフ。

風通しのいい音楽/MUSIC FOR BETTER LIFE #5 April 2025April 05, 2025

Good for Me 編集部が出合ったベターライフ。 /風通しのいい音楽/MUSIC FOR BETTER LIFE #5 April 2025

今月は写真家・吉森慎之介さんが選曲しました。
(担当・松崎が多忙につき)

どうもこんにちは。フォトグラファーの吉森慎之介です。「&Premium」ではスチールはもちろん、最近は動画の撮影でもお世話になっています。

このプレイリスト連載を担当している松崎くんとは同郷で歳も近く、ふたりとも熊本県出身の30代前半です。なので一緒に熊本の旅取材もしましたし、ノリで(?)くまモンを撮影したこともありましたね……。彼とは仕事仲間であり友達でもあるわけですが、なんだか今月は4月発売号の編集でてんてこ舞いらしく、「いい感じで」というざっくりとした振りとともに選曲をお願いされました。

(松崎注:この連載では僕の音楽好きの友達にこれからも登場してもらう予定です。3ヶ月に1回ガツッと本を作って忙しくなるのでそれくらいのペースで。)

僕と松崎くんは聴いている音楽がわりと近いんですよね、たぶん。というわけで、春らしく、キラキラとしていて爽やかな「風通しのいい音楽」を紹介します。

こうしてプレイリストを組んでみると、レコード店の店主や友人など、信頼している人から教えてもらった曲が多いです。

1曲目から京都の『RECORDSHOP GG』店主・ジジさんのレコメンド。自身のレーベル〈GG RECORDS〉からリリースしているアルバムからの一曲。韓国のSSW・Kimbanoukeによる軽やかなメロディーラインと優しい歌声が、春の陽気を感じさせます。

4曲目はカナダ人SSW・Andy Shaufの2023年のアルバム『Norm』から。盛岡の書店『BOOKNERD』で写真展を開催した際に流れていて知りました。店主の早坂さんが当時気に入っていたみたいですね。アルバム通してすごく完成度が高いのでおすすめです。

個人的に「天才!」と舌を巻くのが6曲目のJacob Slade。心地よいギターリフのループに飄々とした歌声が乗るメロウサウンド。アナログリリースされていないっぽいので、切に願ってます。

14曲目のTex Crickも声が最高。アルバムもタイトル通りの『Sweet Dreamin’』な仕上がりで、インスト曲もあるなかで色気たっぷりボイスが引き立っています。

Good for Me 編集部が出合ったベターライフ。 /風通しのいい音楽/MUSIC FOR BETTER LIFE #5 April 2025

15曲目はBill le sageの奏でるビブラフォンの美しい音色とTony Kinseyの小気味良いドラムの相性が抜群。なんかヴィブラフォンとかスティールパンが聴こえてくると気になっちゃうんですよね〜好きです。(松崎注:これは僕もよく分かります。ミルト・ジャクソンのレコードは視聴までいくともう買っちゃう)

16曲目はどこか「音楽の始まり」的なプリミティブな手触りを感じるFabiano do Nascimentoの作品。一発録りだったそうです、緊張感あります。

18曲目はScott Orrの…あれ、彼もまたカナダ発ですね。好きな作品にカナダルーツのアーティストのものが多いのはなぜなのか、謎です。これは松崎くんが教えてくれました。(松崎注:僕は選曲家の橋本徹さんに教えてもらいました。詳しくは『カフェと音楽』特集で)

21曲目は豪徳寺の花屋&レコード屋『ハッカニブンノイチ』で教えてもらったアーティストHayden Pedigo。市議会議員選挙に出馬、モデルとしてハイブランドのランウェイを歩くなど、とにかく多才で目立つが音楽も素晴らしい。美しく軽やかな中に芯の強さを感じさせる旋律に、耳を澄ませてみてください。

24曲目は北欧のアコースティックデュオ・My Bubbaの作品。キュートなルックスとユニークなボディーパーカッションが中毒的なライブ映像をぜひ観てほしいです。

27曲目のブラジル人SSW・Gabriel Milletも、〈GG RECORDS〉からリリースしているアーティスト。繊細でメランコリックなサウンドが春風のようです。ブラジル人モデルを撮影したときにかけたら、すごく喜んでくれたのを覚えています。

29曲目のニーナ・シモンも、『ハッカニブンノイチ』でオススメされて購入したアルバムから。高揚感が半端ないっす、ミラクルカヴァーっす。

さてようやく30曲目、ヨ・ラ・テンコ゚のスキップするような一曲は、このプレイリストを依頼されてすぐに「これで〆」と決めました。4月は年度も変わって忙しい人も多いかもしれませんが、このプレイリストと気持ちよく駆け抜けてもらえたらうれしいです。


編集部員によるリレー連載「Good for Me. 編集部が出合ったベターライフ」。ファッションや日用品、おいしいおやつ、旅先で見つけたもの…など、時には極めて私的な視点でお届けする編集部員のオススメはこちらから。

photo : Shinnosuke Yoshimori


Shinnosuke Yoshimori 吉森 慎之介

1992年熊本県出身のフォトグラファー。主にライフスタイルや旅の分野で活躍し、本誌や広告でのスチール撮影や、映像での表現も行っている。最新の作品集は『その火は燃えているか』(applause)。プロフィール写真は、松崎の息子のお宮参りの撮影に来てくれた際の一枚@松崎自宅。

instagram.com/shinnosukeyoshimori


Editor 松﨑 彬人

2017年に新卒で入社し、&Premium編集部一筋。レコード収集と陶芸家のスタジオ巡り、車の手入れ(1989年式VWジェッタ)が休日の楽しみ。熊本県出身、現在は妻子と鎌倉で暮らしながら、Instagram「#僕らの家ができるまで」で家造りの様子を記録しています。最新の担当号は2025年1月号「カフェと音楽」。

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