あんこときなこの目利きが選んだ、47 都道府県のおいしいお取り寄せ。

明治生まれのハイカラ饅頭は、薄皮の中に餡がぎっしり。北海道・小樽『小樽 桑田屋』の「ぱんじゅう つぶあん」。March 21, 2024

あんこときなこをこよなく愛する3人の目利きが選んだ、お取り寄せしてでも食べたくなるご当地おやつ。毎日ひとつずつ、合計66点の名品の数々を紹介します。

北海道・小樽『小樽 桑田屋』の「ぱんじゅう つぶあん」
北海道・小樽『小樽 桑田屋』の「ぱんじゅう つぶあん」

明治生まれのハイカラ饅頭は、薄皮の中に餡がぎっしり。

たこ焼き器を思わせる焼き型で、今も手作業で焼き上げる小樽市民のソウルフード。「西洋文化が庶民の憧れだった時代、パンと饅頭をかけ合わせたおやつとして誕生。直径3×高さ4㎝ほどのひと口サイズで、ぱくりと頬張ればサクサク生地の中から、やわらかな餡がこぼれるよう」(梅田なお実さん)。十勝産「えりも小豆」100%と道産の砂糖で炊き上げた餡は甘さ控えめ。冷凍で届き、賞味期限は冷凍保存で60日。1 個¥120、15個入り¥1,650。▷注文は電話、FAX、オンラインショップから。本店/北海道小樽市色内1‒1‒12 ☎0134‒34‒3840 FAX0134‒61‒1009 10:00~17:00 火休 https://www.kuwataya.jp


あんこときなこをこよなく愛する、目利き3名。

梅田なお実 Naomi Umeda 和菓子ライフプロデューサー・デザイナー

「毎日が和菓子日和」主宰。幼い頃、母のおはぎに魅せられて以来の筋金入りのあんこ好き。47都道府県のローカル和菓子を訪ね、その魅力を発信するイラストコラム執筆、和菓子と人をつなぐイベントプロデュースなどを行う。

高 由貴子 Yukiko Ko 和菓子ジャーナリスト

スタイリスト、編集者を経たのち、和菓子好きが高じてあんころりん名義で開設したブログが人気となり、『東京いとしの和菓子─あんころりんのおやつめぐり』(ソニー・マガジンズ)発売。至高のおやつは杵つきのつぶ餡豆大福。

畑 主税 Chikara Hata 『髙島屋』和菓子バイヤー

『髙島屋』全店の和菓子売り場を担当し、47都道府県の和菓子店に精通する敏腕バイヤー。名店の若旦那たちが集う恒例イベント「旅する和菓子」が『新宿髙島屋』で2024年2月15日(木)~19日(月)に開催された。きなこ愛も深し。

illustration : Tomoko Kuboi text : Yoko Fujimori (part of Hata), Yuko Saito (part of Ko), Mutsumi Hidaka (part of Umeda)
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