LIFESTYLE ベターライフな暮らしのこと。

ニューヨークに集まる現代人気作家の器。
「和の美で彩る ニューヨーク器展」が開催。October 16, 2022

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ライフスタイルプロデューサー「IROHA」が手がける、 8人の作家のNYでの挑戦。

日々の生活の中で身近にある実用品でありながら、眺めているだけでも「美」を感じさせてくれる存在である器。器を愛することは、日々の暮らしを大切に、愛することでもあります。

この度、日本の人気器作家たちの作品が海を渡り、ニューヨークにて展示販売されるイベントが開催。ライフスタイルプロデューサーの「IROHA」が手がける本企画には、日本国内であれば予約待ちとされる、川上真子、釋永岳、田井将博、中里博恒、馬場光二郎、フナハシ トモハル、村上圭一、やのさちこの8人が参加。展示販売される器はすべてアメリカ未発売、さらには本展のために特別に製作されたものも披露されます。
※参加作家は、五十音順、敬称略

開催場所は、NY・ウエストビレッジにある和食店『EN』。10月27日、28日の展示販売会に先立ち、前日には本展に出品される和食器を使った「一夜限りのおまかせディナーコース」が振る舞われるひとときも。器そのものの美しさはもちろんのこと、生活の中でどのように使われ、日々を豊かにしてくれるのかを、さまざまなアイデアを凝らしたプレゼンテーションでニューヨーカーを迎えます。

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出展作家のひとり、佐賀県有田町にて「陶房 心和庵」開窯し、三川内焼の伝統的な風合いを継承しながら、現代の多様な生活様式に合わせた作品づくりをしている、磁器作家の中里博恒の工房にて。photo:Jiro Konami
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本展を主催する「IROHA」は、ニューヨーク在住の日本人プロデュース集団。海外に住むようになって、改めて気づいた和の手仕事の素晴らしさと文化を海外で発信する活動を続けています。

「日本には茶器を愛でたり、幼いころから自分のお茶碗があったり、金継ぎをして長く愛用したりという、器と人との密接な関係があります。その“器を愛でる”喜びを、ニューヨーカーにも伝えたい。美しく、心にかなう物に囲まれて、物を大切に、長く使う精神を海外にも伝えたい。IROHAは始まりの音でもあり、彩りから始まるという意味がこめられています」
※本展に寄せた「IROHAが伝えたい思い」より

日本の器作家の手仕事の質の高さと、和食器の美しさをもっと世界に知ってもらうために。特別な展示販売会は、10月27日、28日の開催です。

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佐賀県伊万里市に生まれ、1900年頃に開窯された実家の文祥窯の3代目として、古くから伝わる技術や技法を独自に解釈し、現代に合った形にアップデートして作陶する、馬場光二郎のアトリエで。photo:Jiro Konami
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参加作家


川上真子 MAKO KAWAKAMI 九谷焼作家
2012年、石川県立九谷焼技術研修所本科卒業。九谷焼作家染付の名手山本長左さんの作品に触れ衝撃を受け九谷焼を学ぶ。「妙泉陶房」山本長左氏に師事。2016年 独立。染付を中心とした絵付磁器を製作。
https://www.instagram.com/makokawakami_ceramic_artist/


釋永岳 GAKU SHAKUNAGA 陶芸作家
1978年 富山県生まれ。2002年 東京芸術大学彫刻科卒業。2003年 京都府立陶工専門校成形科卒業。20006年から富山市岩瀬森家土蔵郡にて作陶を開始する。益子陶芸展 入選(2008)、高岡クラフトコンペ 入選(2013.2014)、国際陶芸フェスティバル美濃 入選(2014)、伊丹国際クラフト展 入選(2014)、wonder500(経済産業省)選定。2010 制作の『Spiraling Pyramid』が Gordon Brodfuehrer 氏からLACMA | Los Angeles County Museum of Art に寄贈された。(2020)LACMA | Los Angeles County Museum of Art。代々陶芸を家業とする家に生まれ育ち
大学時代は立体造形の魅力に惹かれ彫刻を学ぶ。在学中、日本の伝統工芸の一つである陶芸の技法、素材の豊かさに魅せられ、土を素材に表現して行くことを決意。 海外でも高い評価を得ている。
https://www.instagram.com/gaku_ceramics/


田井将博 MASAHIRO TAI ガラス作家
1977年生まれ。1995年 香川県立高松工芸高等学校 デザイン学科卒業。1999年 倉敷芸術大学 工芸学科ガラスコース卒業。2001年 古代ガラスの技と美・ガラス工芸 -歴史から未来へ-。2002年 高岡クラフトコンペ 審査員・特別賞。2003年 香川県綾川町にガラス工房グラスタイムを設立。2008年 朝日現代クラフト展 入選。2013年 重要文化財 披雲閣 GOKAN DINING参加。2015年 香川県美術展 入選。2017年 銀座・ 日々 個展。大学でガラス工芸を専攻し倉敷ガラスの小谷真三先生に吹きガラスを学ぶ。吹きガラスのさまざまな技法で作品制作をしたが近年は原点に戻りシンプルで使いやすい器作りを心がけている。輪花のフォルムで縁に琥珀色のノスタルジックな感じのうつわが代表的な作品。
https://instagram.com/glass_tai.m/


中里博恒 HIROTSUNE NAKAZATO 磁器作家
1975年 長崎県佐世保市の三川内焼窯元「松雲窯」の双子の次男として誕生。2007年 佐賀県有田町にて「陶房 心和庵」開窯。2009年 台湾にて海外活動開始。2010年 池坊花展へ花器出展。2011年 伊勢丹新宿店にて親子三人展。2013年 台北SOGO復興展にて展示。2017年 イタリアを代表する世界的ブランド「FENDI・フェンディ」とクリエーションを行いサロンの花器を制作。2017年 ファッションデザイナー丸山敬太氏とコラボレーション、丸山邸にて展示。2017年 台湾・台北の北投文物館にて「三川内焼展」に展示。2020年 企画展「Japanese Treasure box 玉手箱」〜100年後のAntiquesへ〜伊勢丹新宿店にて展示。2009〜現在 関東・大阪・福岡・台湾各地の百貨店やギャラリーにて展示。高校卒業後、中里廣松、田沢大助氏に師事。三川内焼の伝統的な風合いを継承しながら、現代の多様な生活様式に合わせた作品づくりをしている。
https://www.instagram.com/hirotsune_nakazato/


馬場光二郎 KOUJIRO BABA 磁器作家
1980年 佐賀県伊万里市生まれ。22歳から実家の文祥窯(1900年頃に開窯)で陶芸を始める。28歳で有田町の泉山陶石による白磁の制作を開始。42歳で窯の場所に製土設備を整える。これ以降、陶石を採掘して文祥窯で粘土にし、器になるまで一貫したモノづくりが可能になった。古くから伝わる技術や技法を独自に解釈しそのまま古いものを作らず時代にあった形にアップデート。地球に負担をかけすぎない自分らしい器作りを日々考え続ける主に東京の星付きレストランへ器を納め、現在、半地下式の窖窯を築炉中
https://instagram.com/bunshogama/


フナハシ トモハル TOMOHARU FUNAHASHI 木工作家
木工作家大学卒業後、金属家具メーカー勤務。1995年岐阜県立高山高等技能専門校木工工芸科(職業訓練校)卒業家具工房、店舗設計施工会社、注文家具工場勤務を経て2016年独立使うほどに美しくなる“木”という素材から長く使っていただけるように、シンプルで丁寧な仕事を心掛けている。
https://www.instagram.com/tomoharu_funahashi/


村上圭一 KEIICHI MURAKAMI 木工作家
1969年東京生まれ。1993年高岡クラフトコンペ入選。1994年武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科卒業ディスプレイ業、キッチン関係の職に携わる。2009年ki-nari として木工小物の制作を始める。
2011年『木の小物展』スペース楠樟(湯河原・個展)『木のうつわ&カトラリー展』参加 HELLBENT(愛知)『カップとポット』ギャラリーaTo(真鶴・グループ展)『セレクト展』参加 ナノリウム(富士吉田)
2012年クラフトフェアーin 萬器』参加 うつわ萬器(柏)『二人展』ギャラリーtip toe(葉山)『陶×木展』ギャラリー空箱(恵比寿) 。神奈川県湯河原在住。
https://www.instagram.com/murakamikeiichi_kinari/


やのさちこ SACHIKO YANO 漆芸作家
1978年 大阪生まれ。1996 年 大阪市立工芸高校デザイン科卒業。1999年 京都伝統工芸専門校漆芸科修了。2001年 京都市伝統産業技術後継者育成研修漆工本科、専科修了。2001年 漆芸家服部俊昇氏に師事。2007年 独立。現在、滋賀県大津市の自宅工房にて制作
https://instagram.com/yanosachiko/

INFORMATION

和の美で彩る ニューヨーク器展

日時:10月26日 おまかせディナー
10月27日、28日 展覧販売会
会場:エン ジャパニーズ ブラッスリー EN Japanese Brasserie (435 Hudson St, New York, NY 10014)
https://enjb.com/
問い合わせ:irohanewyork@gmail.com
Instagram:@irohanyc

主催/「IROHA」ライフスタイルプロデュース/アート・工芸キュレーション

小浪良子(Ryoko Konami)
ライフスタイルプロデューサー
ファッションブランドのプレス、EコマースのMD、セレクトショップ企画やバイヤーを経て、2011年に自身がプロデュースするセレクトショップをウェブからスタートし渋谷、新宿PARCOに2店舗同時オープン。その後フリーランスとなり商品企画やウェブマガジンの編集に携わる。2016年よりNYへ移住。インスタグラムでライフスタイルを発信しながらフォトグラファーとしても活動。パンデミックであらためて暮らしと向きあうようになり、日々手に取る器や道具に魅了され、キュレートと新しいプレゼンテーションに情熱をそそいでいる。
https://www.instagram.com/ryokokonami/

近田知里(Chisato Konda)
プロデューサー CKNY代表 HEYV代表
ボストン大学経営学部卒。スイスの大手投資銀行UBS、投資ファンド会社ブラックストーンを経て、手がけたヘッジファンド両社は世界ナンバーワンに成長。金融で得た知識を生かして、その後はプロデュース業に転身、コンサル・プロダクション会社CKNY設立。ウェルネスデザインエージェンシーHEYV設立。名門シャンパーニュ『アンリ・ジロー』の米国販売を実現。河瀬直美監督の日仏合作映画『Vision』、仏ポンピドゥセンターでの回顧展プロデュース。2017~19年国連日本政府代表部主催の文化芸術平和推進活動アドバイザーに就任。また数々のオフブロードウェイシアター作品の日本誘致にも携わり、2022年12月オープン予定の日本初イマーシブシアターレストランをプロデュース中。ライフスタイルからアート、エンタメ、ウェルネスまで幅広くプロデュースを手がけている。
https://www.instagram.com/chisatokonda/

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